J2が久々に優勝したので、天皇杯ネタを書こう。
いろんな天皇杯
天皇杯とGoogleで検索すると一番最初にサッカーが出てくるわけでそのイメージが強い方もいるかもしれないが、他の競技にもあるわけです。杯ではなく盃の競技もあるけど、形の問題で、結局は一緒だ。
国体(そのうち国スポ)も、年の総合成績(冬夏秋の通算)で天皇杯、皇后杯が授与される。チーム種目で言うと、サッカーのほかには、バレー、バスケ、車いすバスケ、駅伝となる。駅伝は都道府県対抗なので、国体に似ているともいえるかもしれない。
柔道、剣道、弓道、卓球、ソフトテニス、車いすテニス、空手にも個人種目ともいえるが、授与される。
車いすテニス・車いすバスケは、授与されるようになったのは2018年から、駅伝は2009年、空手は2016年からと、競技になっては近年から授与されるようになったものもあるが、その競技の中でのトップを象徴するものといえるだろう。
天皇杯のみの競技は、大相撲、硬式野球、競馬、軟式野球、相撲(アマ)、学生陸上、学生水泳、体操、テニス、レスリング、スキー、車いす駅伝とである。硬式野球は東京六大学野球リーグの優勝チーム授与されるという、天皇杯の中でも特殊なものだ。また、学生陸上、学生水泳と大学選手権の優勝校に授与されるのも硬式野球に似ているともいえるかもしれない。
柔道は無差別級で争われる一方、レスリングは階級分けがされて大会が行われる。ゆえに女子選手においても天皇杯が授与されることがあるのは他の競技と違うところだろう。
皇后杯のみの競技は、なぎなたのみとなっている。
ジャイアントキリングは起こるのか
チームスポーツに限定してみてみよう。トップカテゴリ以外の優勝があるかどうかだ。
サッカー
2022年ヴァンフォーレ甲府が天皇杯で優勝した。J2チームが優勝は2011年のFC東京に次いで、2度目である。
大学やクラブが、Jリーグチームを撃破し、進出することはあるが、決勝はJリーグができてからは、Jリーグチームのみである。2004年にJFLのザスパ草津がベスト8までは残っているが。
皇后杯は2012年から授与で、なでしこリーグ、WEリーグチームが争う形だ。
バレーボール
バレーボールは、天皇杯・皇后杯の授与されている大会が変わっている大会だ。
1950年から9人制の日本選手権、1962年から6人制の日本選手権であったが、1980年からは日本リーグ優勝チームに授与されるようになる。日本リーグが94年にVリーグと名前を変えてもそのままで、1996年から黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会で授与されるようになった。2007年からは、オープントーナメントとなり都道府県予選からはじまるサッカーやバスケと似た形となった。
日本リーグ以前と黒鷲旗になって以降は、トップチーム以外にもチャンスがあるといえよう。
6人制になってからで言うと、大学勢の天皇杯獲得は、6人制日本選手権であった時代の中央大学が5連覇を含む6度の優勝(63、65~69年)を果たしているが、それ以降はすべて実業団チーム・プロチームというべき存在が勝ち上がっている。これは日程上、実業団が天皇杯を本命視していなかった背景が強く、チャンピオンを決めるという意識はあまりなかったのもあるだろう。(そもそも6人制の全日本大会が始まったのが1958年で普及の真っただ中)
オープントーナメントしてからを見ると、高校や大学、クラブの勝ち上がりはあるもののほとんどがベスト16で姿を消している。皇后杯では東九州龍谷高等学校が2009年にベスト4、天皇杯では2009年に東海大、2010年に中央大、2013年に近畿大、2015年に東海大と中央大、2017年に筑波大、2020年に早稲田大がベスト8が最高だ。
バスケットボール
wikipediaを正にすると1948年から天皇杯が授与されているが、日本リーグが始まったのは1967年でやはりトップカテゴリが明確に決まる前は、大学の名前が多くある。
天皇杯
慶応義塾、立教、東京教育は、日本リーグができた年代に天皇杯獲得経験がある。75年には明治大学が大学勢最後の優勝だ。日本リーグが2部制になった78年以降で見ると、3位には大阪商業大(1979年)、日体大(1986年)、東海大(2007年)に入っている。
男子は、トップがプロ化にかじを切ったのもあり、他カテゴリとの差は大きいのかもしれない。そもそも、ベスト8にはB1のみになっているのが現状だ。
皇后杯
近年ではENEOSが9連覇中である皇后杯。女子はWリーグしかないので、現状その下部は社会人連盟or大学、高校となる。
1948年から授与されているとすると福島橘倶楽部が1回、木更津倶楽部が1回、浦和第一女子高校が1回、染谷が丘女高クラブが3回と高校勢が48年~53年には獲得していたことにはなる。55年までは高校チームがベスト4に入ることもあり、まだ実業団スポーツというものが盛んにおこなわれていなかったことの表れともいえよう。
66年、94年、95年に愛知学泉大(66年は安城学園短大)、72年日本女子体育大、67年、69年、74年、76年、85年、99年に日体大が3位にはなっている。
サッカーは守るのも意味が大きいスポーツ
サッカーの競技性からして、点がそこまで多くはいるわけではないという点はあるだろう。
最終的には、PK戦であるし守り続けることに意味がある。(現実的にはPK結線のほうが稀で点を取らなければ勝てないのは確か)バレー、バスケは点を取られてもいいとはいえ、その分点を取らなければ勝てない。プロとアマチュアの差はより大きくなりやすいのだろう。
J1とJ2はそもそもプロであるし、入れ替えもある。そう考えてみると、時には勝ち、時には負ける時もあるのかもしれない。

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