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プロ野球の守備位置はどの程度兼ねているのか―セ・リーグ編―

NPB
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今シーズンのプロ野球は、中日の根尾選手が野手から投手に転向する話題もあったが、各選手はどのぐらいの守備を守っているのだろうか。

チームごとのポジション兼任出場

データはいずれも、NPBのシーズン成績より集計した。手作業で適当にやったので、誤りはあるかもしれないがご了承いただきたい。

なお、記録上外野手は、「外野手」としてしか記録されないので区別していない。

東京ヤクルト

10選手が複数ポジションで出場をした。5ポジションで出場した奥村選手(一:3、二:26、三:8、遊:2、外:1)が最多。

他には、2ポジションが5選手、3ポジションが3選手、4ポジションが1選手だ。

横浜DeNA

8選手が複数ポジションで出場した。

特徴的なのは佐野選手で、一塁出場90試合、外野手出場98試合で、いわゆる守備固めを行っていることの表れだろう。

阪神

12選手が複数ポジションで出場した。

糸原選手の二塁63試合、三塁91試合や佐藤輝明選手の三塁73試合、外野手115試合が特徴的なところだろう。

読売

10選手が複数ポジションで出場した。

守備固めの傾向は見受けられないが、若林選手(一:6、二:4、三:4、遊:4、外:21)と増田大輝選手(一:2、二:3、三:5、遊:6、外:37)が5ポジションで出場している。

広島東洋

12選手が複数ポジションで出場した。

捕手登録の選手が別ポジションで出場しているのが特徴といえ、坂倉選手は捕手22試合、三塁手119試合の出場、中村選手は捕手7試合、外野手10試合で出場をしている。

中日

15選手が複数ポジションで出場しており、セ・リーグの中でも一番多く最下位であることとポジションが定まらないことはある程度の関係があるのかもしれない。

シーズン途中に投手転向した根尾選手は、投手25試合、遊撃手2試合、外野手16試合出場した。

ユニークな選手

ポジションで見れば、一塁や外野手は助っ人選手や守備固めなどで兼ねる場合は想像がつく。実際に複数ポジションを果たした選手で多い組み合わせは「一外」で12選手がいる。ここでは、ユニークなポジションを紹介しよう。

投手関連(投遊外)

先ほどからたびたび名前を挙げている「根尾昴」選手(中日)。投手兼任する選手は現状NPBにいないので、ユニークといえよう。ただし、投手転向した以上今シーズンまでのポジションともいえるかもしれない。

遊撃手関連(三遊/一二遊/二遊外/一三遊)

ショートがらみの複数ポジションで、今シーズン1人のみなのはこの組み合わせだ。

三遊:田中 広輔選手(広島)
一二遊:廣岡 大志選手(読売)
二遊外:植田 海選手(阪神)
一三遊:倉本 寿彦選手(DeNA)

他のショートがらみでは、二三遊が8人と多いし、一二三遊も5人いるほか、二遊は5人、二三遊外が3人、一二三遊外が3人である。ショートを守れる人は、どこでも守れる人が多いともいえるのかもしれない。

捕手関連(捕一三/捕外)

キャッチャーがらみの複数ポジションで、今シーズン1人のみなのはこの組み合わせだ。

捕一三:坂倉 将吾選手(広島)
捕外:中村 奨成選手(広島)

捕手は、専任するポジションであることが基本といえよう。このほかの捕手複数ポジションは、「捕一」で郡司選手(中日)、西田選手(ヤクルト)がいる。

その他(二外/一三)

その他に今シーズン1人のみだったのは、二外/一三の2つの組み合わせだ。

二外:高松 渡選手(中日)
一三:香月 一也選手(巨人)

先にも触れたように一外は12人いるが、二外捕外は1人で、三外や遊外は誰もいない。二塁手として着目すると、ショートのところで触れたように、二三遊が8人、一二三遊が5人、二遊がは5人、二三遊外が3人、一二三遊外が3人である。一二外も2人いる。内野手は、内野の複数ポジションを担うことが多いのは当然のことなのかもしれない。面白いのは、二外は1人なのに、よりポジションが多い二三遊外一二三遊外が複数人いることだろう。

一三も1人であるが、一二三は4人、一三外は3人、一二三遊が5人と、よりポジションが多い方が複数人いる点は面白いところだ。

まとめ

専門要素の強い投手と捕手はもちろんのこと、守備の華とされる遊撃手も複数ポジションをする人は少ないといえよう。

レギュラーがはっきりと定まらなかった中日がいちばん複数ポジションをした選手が多いように、守備の分布をみることも、戦力が整っているのかを確認する一つのバロメータなのかもしれない。

パ・リーグ編につづく(?)

作成資料

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1PAWnmoa-Rj0LY65SdU7iBeRux-iNwfm2pPWZsFk7pls/edit?usp=sharing

参考資料

2022年度 公式戦成績 | NPB

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