スポンサーリンク
スポンサーリンク

リーグワンの反則・カードの傾向

ラグビー
スポンサーリンク

リーグワン2シーズン目も終盤に近付いた。今週はDiv3の1試合のみなので、少しまとめてみる。

前提

前提として、ラグビーのルールは変遷している。この点は踏まえておくべきであろう。

頭部外傷予防の観点から、イエローカード・レッドカードは明らかに出やすくなった。

この資料はインターネット上でヒットしたJRFUのWorldRugbyの資料の翻訳版だろう。(公開されていていいのかは知らない)この資料は、ワールドカップと、オーストラリア、イングランド、フランス、アイルランド、ニュージーランド、スコットランド、南アフリカ、ウェールズの間で行われた試合から作成されたものであるが、日本国内におけるトップカテゴリの状況についてみてみよう。

補足

データとして存在するものは過年度のものは「公式試合記録」ぐらいしか一般に閲覧できない。トップリーグ時代は初年度の分からインターネット上において現在も閲覧が可能である。

しかし、記述内容が不明瞭であったり、リーグワンになった昨シーズン・今シーズンにおいてもこの「公式試合記録」の記録内容は試合のレフェリーの言葉と記録内容の不整合があったりしており、どこまで正確なものかは怪しい点がある。

また、イエローカード相当とジュディシャルオフィサーが認めなかったという(累積記録上のイエローカードの取り消し)発表は、当該選手が同一試合に2枚のイエローカードを受けて退場となった場合、サイティング・コミッショナーによる警告を受けて同一試合に2枚のイエローカード相当以上と判断された場合に発表されるため、すべてが正しい保証はない。

現行のリーグワンはDiv3においてTMOが採用されていない。なお、国際的にみれば2000年より導入されているが、日本においては2008年度のプレーオフに初めて実施され、レギュラーシーズンでは2014年度から導入されている。(トップチャレンジは採用されていない)

スポンサーリンク

リーグワン2022-23の反則とカード

数値はすべて2023/4/1現在。独自集計のため多少のミスはあるかもしれない。

反則数

反則数はPK・FKの数のはずのため、アドバンテージを取られてオーバーしたり、アドバンテージが複数出た時を鑑みると、この数値に意味があるのかとはなる気もする。

ただ、日野RDは突出して多いし、SA広島は明らかに少ないとはいえそうではある。

カードの数・分類

ディビジョン

公式試合記録上の分類を集計すると以下のようになる。ただし競技規則上の通りに集計している。(危険なタックルは危険なプレー、故意の反則、故意のノックオンは不当なプレーに該当する)

1試合平均で見ると、Div3が極端にするないがこれはTMOが採用されていないことが事由として挙げられる。イエローカードで見ると、Div2のほうが多いが、レッドカードはDiv1のほうが多い。

ぺ―スとしては1

試合に1回なので、最初に提示した資料の2018年の数値よりも増えている可能性がある。

ただしこの「公式試合記録」上の理由はあまり正確ではない。例えば、中継の審判マイクから「repeated」という声があるのにもかかわらず危険なプレーになっていたり、「故意の反則」という声があっても「危険なプレー」になることはある。記録上これで許されている理由が理解できないところではあるが、中継映像を見直した分類としては以下のようになる。(ただし、プレーもしたことのないただのファン目線での集計に過ぎない。)

複合的な要因でイエローカード・レッドカードが提示されるわけであるが、ややこしくなるだけなので1つに限定してまとめている。ハイタックルの条文は9.13とラック・モール時の9.20(b)があるが、分ける基準が不明なのでまとめている。

興味深い点とすると、Div3ではハイタックル・ヘッドコンタクトのイエローがほぼない点か。やはりTMOという制度は大きいのかもしれない。どのディビジョンも分類してみると、故意の反則とされてしまうものが多くなる。

故意の反則でカードが出るのは、デリバレイトノックオンが最も多い。これは単純にラインブレイクの機会を失わせていると判断しやすいからではあるだろう。

チーム

1試合平均で1枚を超えるチームがいる一方で0のチームがいるのも面白い。とはいえ、中国RRはTMOがないDiv3ではある。

カードとTMO・ペナルティトライ

カードが提示されるときにTMOを使われているか、PTを伴うものがどれだけあるかをここではみる。Div3においてはTMOはないのでそれ以外のディビジョン。

Div1, Div.2のレッドカードはすべてTMOにかけられており、ペナルティトライを伴わないものであるため、イエローカードに限定してみてみる。

TMOが介入しカードが出たのが、大体半分といってもいいかもしれない。となるとDiv3ももしある場合は倍ぐらいはイエローカードが出るのかもしれない。

サイティング・コミッショナーによる警告(CCW)・出場停止処分

公式ホームページで発表されるサイティング・コミッショナー警告。ちなみに「追加的処分のお知らせ」と「追加的処分について」があるが明確に差異はない。

CCWは、トヨタVが3回と多い。イエローカード以上レッドカード未満相当がCCWなので、もし試合中にカードが出ていたらトヨタVは入替戦争いの有力候補だった可能性は否定できない。RH大阪のCCWは、リリース上出場停止処分が出たのちに、取り消されたものであるが、事後リリースを見るに扱いとしてはCCWである。

出場停止は以下の通り。(試合停止数はHCP介入による減算前のもの)

試合中の判定が1件「?」なのは、記録をする前にJスポーツオンデマンドから消えていたため。(去年はシーズン終了まで見れたので油断していた)

累積の出場停止が1件。

昨シーズンは数回あった6試合の出場停止は今シーズンにおいてはない。

格上げ・格下げ

公式に発表されていないが「レッドカード」で出場停止が科されなかったものはイエローカード相当またはそれ以下と判断されていそう。

イエロー格下げは、制度としてはある(附属文書4 A.2(b))がすべてが発表されているかといわれるとそうではない。判定されるタイミングは不明だが、CCW+イエローで1試合2枚になったときや累積3枚の時に改めて判定している可能性はある。

謎要素

RH大阪:ボークコリン雷神選手のリリース

1/15:出場停止処分→取り消し(ただしCCW扱い、9.7,9.11,9.14,9.15違反)
1/28:イエローカード(9.7(a)故意の反則)
2/26:CCW(9.13,20)

※当該選手は第4節の試合の行為に伴う裁定結果、および第8節のサイティング・コミッショナー 警告を合わせて、イエローカード2枚累積の扱い(イエローカードは当該の試合記録には反映されません)

NTTジャパンラグビー リーグワン2022-23 ディビジョン3
九州電力キューデンヴォルテクス vs NTTドコモレッドハリケーンズ大阪戦における
NTTドコモレッドハリケーンズ大阪 ボークコリン雷神選手のプレーに対する追加的処分について

1/28のイエローカードの言及がない。相模原DBのタウモハパイ ホネティ選手は、故意のノックオン(9.7(a))、ハイタックル(9.13)、ショルダーチャージ(9.11,13)の3回のイエローカードで1試合の出場停止処分が出ている点を踏まえると整合性が謎。

静岡BR:キーガン・ファリア選手のイエローカード2枚についてリリースがない

1/15 第4節で静岡BRのキーガン・ファリア選手にイエローカードが2枚提示された。(公式試合記録

イエローカード2枚で、レッドカードが提示された場合はリリースが出る。(リサラシオシファ選手タイラー・ポール選手)これは、CCW+イエローの場合にも「追加処分がない」という意味でのリリースが出される(ティアーン・ファルコン選手トゥクフカ トネ選手

もちろん、故意のノックオンとハイタックルのイエローカードなので、附属文書4のB.2(c)の規定により、追加的処分を科さないことが認められているので、出場停止処分が科されなかったと推察されるが「なぜこの場合にのみリリースが出なかったのかは」謎。

※一時的退出のいずれかが、競技規則9.11から9.28までの条項の違反を伴わないいわゆる技術的な違反に対して科された処分である場合には、追加的な制裁を科すことは適切ではない場合もあり得る旨が規定されている(附属文書4のB.2(c))。

釜石SW:サム・ヘンウッド選手の昨シーズン出場停止処分の取り扱い

該当選手:サム・ヘンウッド(釜石シーウェイブス)
違反:World Rugby競技規則 9.13 違反
処分:6試合出場停止
※6試合(順位決定戦第2節、3節、入替戦第1戦、第2戦、来シーズン開幕戦から2試合)
   ※入替戦にチームが出場しない場合は、その試合数を来シーズン開幕戦からの試合に加算

釜石シーウェイブス サム・ヘンウッド選手のプレーに対する追加的処分のお知らせ

釜石は昨シーズン入替戦に出場しておらず、減免のリリースは出ていない。この文面を読むと第4節まで試合停止のはず。

であるが第1節、第3節、第4節は出場している。謎。

スポンサーリンク

むすび

単年度集計だけで思ったより時間を要してしまった。過年度比較もしようと思ったけど、次回に回します。。。

判定がどうだとか審判がどうだ、というよりも何が多くて、何が起きているのかは各チームがどう分析しているのかは気になるところ。

ハイタックルでカードが出る際に、解説の人々は「技術だ」といわれるので実際すべてスキルの話ではあるようには思うが、どちらかといえば防ぎやすい故意の反則、反則の繰り返しで半分以上のカードが出ている点は注目するべき点であるように思う。

コメント

タイトルとURLをコピーしました