はじめに
リーグの規定上「平均」としか書かれていないため、前回記事で単純平均をしたが果たしてそれは本当に意味のある値なのか。例として東京Uの入場者数をみると以下のようになる。

有明アリーナのメインで行った試合では大々的にイベントを行い集客(有料とは限らない)を行って入場者数をあつめて、そのほかは見合ったキャパの会場でやっている。現実的にすべての試合で超満員となるわけでもないので、これらの行為は否定されるものでもないし、戦略としてはありだろう。
しかし、このチームの平均が「1562人」となるもののそれの数値で評価してよいのか怪しいように思う。4試合を除いてしまうと平均は157.5人だ。
外れ値を除いてみる
何も考えずに、IQRの範囲内で平均を出してみると以下のようになる。

この場合A東京と琉球が逆転してしまう。しかし各試合入場者数をグラフ化すると以下のようになる。

A東京は多いところと少ないところの差が大きく、両方とも外れ値として吸収されてしまっている。A東京の少ない日というのは、立川と駒沢開催の計5試合であるため各チームの競技場毎の平均を見てみる。
各チームの競技場ごとの入場者平均
全て
2023/4/5現在




10試合以上実施会場のみ
分かりにくいので10試合以上同一会場で行っている場合のみの平均は以下のようになる。

全ての試合をその会場でやればこのぐらいの数値になる可能性があるぐらいの捉え方が妥当ではあるだろう。公共施設であればすべてが使えるわけでもない。とはいえ、チーム全体の平均とさほど変わらないのはまた事実。
開催が多い会場で増えるのが理想的な姿ではあると思う。減っているチームはキャパシティの問題があるのは確か。新アリーナは猶予されるとはいえ、入場者数は考慮されないだろうからどうやって持っていきたいかは気になるところ。アリーナを作ったもののクリアできずに新B2でくすぶった場合、公設アリーナは大丈夫なのかちょっと気になる。
逆に言えば、東京Uのようなジャンプアップはできるわけで、どこにどう投資するのかが求められているのかもしれない。
入場者数基準がすべてではないとはいえ、新B1をクリアするチームが多いと移行してすぐは新B2が少ない現象が起きる説がある。上表のみで考えると、移行当初はB1:15,B2:8、B3:それ以外。そうなると新B2からあとで新B1に上がるというのがより難しくなる気もする。
曜日×会場別の平均
全体だと多すぎて何も理解できないので、チームの平均との差が大きいものを見てみる
チームの平均と差が正方向に大きい(平均を稼いでいる会場×曜日)

東京Uが出てくるのは、投資の集中が上手くいった例としてもいいのかもしれない。明らかに平均を押し上げられている。
祝日を考慮していないとはいえ、ちらほら金曜日や水曜日、月曜日があるのは興味深い点。
チームの平均と差が負方向に大きい(平均を押し下げている会場×曜日)

目立つのは上位3つ並んでいるA東京。これをこれだけ落とす試合があっても「平均4000人」達成できるとみるか、落としてしまっているとみるかによって意味合いは変わるが。
A千葉、長崎のメインアリーナ以外開催も引っ張っているようには見える。
これからの捉えかた
新B1,新B2ともに来季は審査対象である。着眼点としては、
- そもそも来シーズンはどこのディビジョンか。(ライセンス、成績)
- 会場はどこをどれだけ使えるか
- どこにお金を投資するか
あたりといえるだろう。新B2であれば2,400人、新B1であれば3,000人が最低ライン。
今シーズンはまだ終わっていないが、勝負となるシーズンはあと半年しかない。


コメント