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スラムダンクの映画もあるのでバスケのルールを確認しよう

バスケットボール
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2018年からJBAもインターネット上でようやく公開を始めたので誰でも読める。漫画の掲載から30年以上、ルールはずいぶんと変わった。

映画のルールはどれか

既に公開されている映像からしてコートの形状からして、2011年ルールより前であることは確実である。(2011年改正で制限区域が長方形に)

また厳密に考えるのであれば、フリースローラインの箇所の円のゴールよりが、点線で書かれているのが残っていることを踏まえると、オルタネイティング・ボゼッション・ルールが導入される以前である。もちろん学校の体育館レベルでは残っていたケースは多いが、2011年改正時に多くの体育館で線が書き替えられた。(3Pラインも変わったのもある)

コートだけを見て読み取るとすると、ルールベースは2004年よりも前のものということになる。原作が掲載されたのは1990年、アニメ化されたのは1993年~96年で、やはり当時のルールでそのまま描かれているということになるのだろう。

バスケットボール競技規則の改定の歴史

近年は、大体2年毎に競技規則は発行されてきた。

バスケットボールは、この30年間に大きくルール変更している競技である。そもそもコートの形からして変更されている。大きな変更をいかにまとめる。

1985年:スリーポイントライン導入。チームファウルが8個から7個に。スリー・フォー・ツーの廃止。インテンショナルファウルの罰則がFT+スローインに。30秒ルールの継続。5秒ルールの再開がスローインに。
1991年:フリースロー時の選択の権利が廃止。マルティブファウルの廃止。わざと当ててアウトオブバウンズにすることが正当なプレイに。チーム・ベンチエリアの導入。タイムアウト時にベンチに座ってよい。バックボードサイズ変更、プレッシャー・リリース・リングの規格化。フリースロレーンに並ぶプレイヤーが3人ずつに。
1995年:ワン・エンド・ワンの廃止。エンドラインからのスローイン導入。アリウープが正当なプレイに。フリースロレーンに並ぶプレイヤーが5人に。インテンショナルファウルがアンスポーツマンライクファウルに。
1999年:後半と延長の最後の2分間はフィールドゴールが時計が止まる。後半のタイムアウトが3回に。
2001年:4ピリオド制に移行。10秒ルール→8秒ルール。30秒ルール→24秒ルール。テクニカルファウルの罰則がFT+スローイン。ボールと一緒に相手の手首から先に触れることがファウルに。
2005年:オルタネイティング・ポゼッション・ルールの導入
2011年:制限区域の変更、3ポイントラインの変更、ノーチャージングサークル導入、スローインライン導入、24秒ルールの14秒リセット開始
2015年:テクニカルファウルのFTが1本に。2回で失格・退場に。
2018年:テクニカル・アンスポーツマンいずれか2回で失格・退場になる。ゼロステップの導入
2019年:ピリオドからクォーターに。14秒リセットの拡張。スローインオプション。テクニカルファウルの処理変更
2023年(?):ウォームアップエリアの変更、スローインファウルの導入。終了間際のファウルの処理変更、ヘッドコーチチャレンジの導入

思ったより長くなった。詳細は別途書きますが、ここからはざっくり順に見ていこう。

コートについて

この記事では、スラムダンク時の比較とする。(3Pは導入されている。)

そこから比べると、2度の変更があることになる。(ベンチエリアを含めれば3回)

①制限区域が台形から長方形に変わる
②スリーポイントラインが広報にさがる
③スローインラインができる
④ノーチャージング・セミサークルができる
④フリースローラインの点線半円が消える

現行

2022 バスケットボール競技規則、(公財)日本バスケットボール協会、p.9

(~2011年3月)

2005~ バスケットボール競技規則、(財)日本バスケットボール協会、 p.9

簡単に言うと、スリーポイントラインが少し遠くなり、制限区域が長方形になり、ノーチャージングセミサークルができるぐらいが分かればよいだろう。

時間区分

前後半20分ハーフで行われていたものが10分×4回制に変更された。

2018年まではピリオドと呼んでいたが、2019年以降はクォーターと呼ばれるように変更された。

ジャンプボールが1回だけになる

コートのところで、フリースローラインの箇所が半円になっているように、ゲーム開始時点でのみしかジャンプボールをしなくなった。(現行ルールにおいても両チームがコントロールする前にジャンプボールシュチュエーションになればジャンプボールにはなる)

2004年にオルタネイティングポゼッションルールが導入され、第1ピリオドの開始、第3ピリオドの開始、延長時限の開始に限られるようになり、2005年からは第1ピリオドの開始のみとなり現在になる。

試合中で、ヘルドボール(両チームのプレイヤーがボールに手をかけ乱暴にしなければコントロールすできない状況)になった場合や、リングとバックボードにボールが挟まった場合やダブルフリースローバイオレーション等の場合に「ジャンプボールシチュエーション」になる。この時、交互にスローインを繰り返すようになった。これを「オルタネイティングポゼッション」という。

ジャンプボールシチュエーションといいながらも、ジャンプボールはしないので、円の必要もなくフリースローラインの点線半円は消えた。(残った半円もなくてもよい説はある)

制限時間ルール(24秒/8秒/5秒/3秒)

3秒、5秒はほぼ変わらないといっていいだろう。(しいて言えば、スローインの5秒のカウントを審判が手でしなくなった)

4ピリオド制になったとき(2001年)に、10秒ルールが8秒ルールに、30秒ルールが24秒へ変更となった。

そして、2015年に14秒リセットの概念が生まれ、リセットするときは24秒になっていたのが、フロント・コートの場合は14秒にリセットしたり、継続したりする場合が増えよりややこしくなった。

ファウル

ファウルについて変更点だけ以下に示す。

チーム・ファウル

前後半制時代は7回であったのが、5回目からチームファウルの罰則が適用されることとなった。

チームファウルの罰則は、1985年にワンエンドワンであったものが1995年に2本のフリースローへ変更され(戻され)今に至る。

テクニカル・ファウル

テクニカルファウルの罰則は、案外よく変わっている。

2005年以前のルールブックを見ていないのでそれ以前が確証はないが、

2001年はFT1本+センターラインの延長線上のオポジットサイド(ベンチと反対側)のスローインの権利
2005年はFT2本+センターラインの延長線上のオポジットサイド(ベンチと反対側)のスローインの権利、
2015年はFT1本+センターラインの延長線上のオポジットサイド(ベンチと反対側)のスローインの権利、
2019年は1本のフリースローで、テクニカルファウルの前のボールの位置から再開

と案外コロコロ変わっている。

2015年からは、プレイヤーが2回テクニカルファウルを宣せられると、失格・退場となるようになった。(それ以前は、コーチ、A・コーチのみしか失格・退場規定がなかった)

2018年からは、テクニカルファウルもしくはアンスポーツマンライクファウルを合わせて2回宣せられると失格・退場とされることになり、実質的にサッカーのイエローカードのような扱いになったと考えればよいのかもしれない。

審判的なところで言うと、テクニカルファウルは2015年にジェスチャが変更されている。

2014年まで、2007~バスケットボール競技規則より
2015年以降、2022 バスケットボール競技規則より

アンスポーツマンライクファウル(インテンショナル・ファウル)

インテンショナル・ファウルと呼ばれていたものは、アンスポーツマンライクファウルと名称が変更された。

罰則

罰則としては、3Pショット動作中はFT3本、それ以外はFT2本とボールポジションが与えられる。

2005年は、センターラインの延長線上のオポジットサイド(ベンチと反対側)からスローインであったが、2019年より、フロントコートのスローインラインへと変更された。

2回で失格・退場となる規定は、2009年から始まった(36.2.4)。そして、テクニカルファウルで述べたように、2018年からは、テクニカルファウルもしくはアンスポーツマンライクファウルを合わせて2回宣せられると失格・退場とされることとなった。

対象の行為

対象の行為は変遷をしている。

2005年時点では、「ボールにプレイする正当な努力をしていないプレー」「激しいファウル(ハードファウル)」の2つしか定義されていない。

2009年に「相手チームが速攻を出そうとしている場合に、プレイヤーとバスケットの間に1人も防御プレイヤーがいない状態で、うしろからあるいは横から接触を起こすこと」が加えられ、いわゆるクリアパス・ファウルが織り込まれた。

2015年には、4ピリオドと延長時限の最後2分間は、スローイン時に、「審判がボールを与えようとした時から、スローインするプレイヤーの手からボールが離したときまでの間」に防御側プレイヤーが起こしたファウルが、アンスポーツマンライクファウルとされるようになった。ただしこの規定は2023年で削除される予定となっている。(2023年からはパーソナルファウルに格下げされ挟みこみ1本になる)

2018年にルール定義は大きく変えた。

◦ボールに対するプレーではなく、かつ、正当なバスケットボールのプレーとは認められな
いプレー
◦プレーヤーがボールにプレーしようと正当に努力していたとしても、過度に激しい触れ合い
(エクセシブコンタクト、ハードコンタクト)
◦オフェンスが進行する中で、その進行を妨げることを目的としたディフェンスのプレーヤー
による必要のない触れ合い
このルールは、オフェンスのプレーヤーがショットの動作に入るまで適用される。
◦速攻に出ているオフェンスのプレーヤーとそのチームが攻めるバスケットの間にディフェン
スのプレーヤーが全くいない状況で、その速攻を止めるためにディフェンスのプレーヤー
が、そのオフェンスのプレーヤーの後ろあるいは横から起こす触れ合い
このルールはオフェンスのプレーヤーがショットの動作に入るまで適用される。
◦第4ピリオド、各延長ピリオドの最後の2分間で、ボールをアウトオブバウンズからスロー
インをするときに、まだボールが審判あるいはスローインをするプレーヤーの手にあると
きに、コート上のディフェンスのプレーヤーが相手に起こしたファウルこの項目は来年消える)

OFFICIAL BASKETBALL RULES 2018 バスケットボール競技規則、公益財団法人バスケットボール協会

プレイを止めるだけを目的としたファウルは、ボールへ行かないと正当なプレーとみなされなくなり、ファウルゲームを仕掛ける際には神経を使うようになったといえよう。

フリースロー

1991年、フリースローをせずにスローインを選ぶ「選択の権利」がなくなる。

1991年に両チームが3人ずつ並んでいたフリースローも、1995年に、シュータ側2人、相手側3人となり今現在に至る。

マルティブファウル

廃止。基本的に先にあったものだけがとられるようになる(1991年)

タイムアウト

以前は「チャージ・ド・タイムアウト」と呼ばれていたが、2007年からは「タイム・アウト」となり、2018年に「タイムアウト」になる。(2018年はこういう「・」がなくなるのような変更がいっぱいある)

1999年に後半に3回のタイムアウトが取れるようになり、前半2回、後半3回の形で今現在に至るまで変わっていない。

ただし、2015年以降は、第4クォーターの最後の2分間にはタイムアウトを2回までしか取れなくなった。

次回へ続く

長くなったので分割します。次回へ続く。

参考文献・資料

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