同じアリーナスポーツであるBリーグ基準を参考にしつつ見てみよう。
Bリーグと床材が異なる
求められる床材が異なることが大きい点か。
SVでは「タラフレックス」か東リ製の「コネクトマット」、Vリーグでは「木製」が望ましいとなっていて、BリーグはVリーグと同様に「木製」が望ましいとなっている。
もちろんbjリーグ時代に「タラフレックス」が認められていたような記事もでるので、不可能ではないが基本線は「木製」となっているように思う。
共用するのであれば、木製でバレー開催の時のみ「コネクトマット」を敷設する形になるか。
スイート・ラウンジ
Bリーグの当初の基準では「貴賓席」とされていたものが、近年ではスイート・ラウンジと整理されるようになった。
2026年より移行する新B1では、スイートが2%以上、ラウンジが5%以上という基準が求められるが、現行規定では「設備することが望ましい」という位置づけであった。
バレーボールを見ると、Vリーグライセンス側は「設備することが望ましい」という位置づけのまま発表されている2030年までを行うことになっている一方で、SVリーグライセンスでは、2027年からラウンジがあることが求められ、2030年からはラウンジ利用者の隔離動線が求められることになる。
背もたれ、個席
SVリーグ・Vリーグともに2027年より背もたれが必須となり、2030年より個席が必須となる。
新B1リーグでも背もたれ・個席は義務付けられており時代の流れといえるのかもしれない。(新B2以下は発表されていないが雰囲気的に義務付けられる可能性がありそう)
入場者数要件の移行猶予
現行Bリーグには、新設アリーナ計画のための猶予規定が設けられている。
ただし、震災や事故等またはアリーナの新設計画や改修計画がある場合等、理事会がやむを得ない事情があると判断した場合には、本基準の判定において特別な取扱いを行うことができるものとする。また、アリーナの新設計画があり特別な取扱いを行う場合においては、対象シーズンに使用するアリーナの入場可能数はB1:3,000席以上とする
クラブライセンス交付規則
B1は現行規定の段階から5000人を求められつつも、新設計画があれば猶予されている。
新B1に移行したとしても「代替アリーナ検査要項2026-27シーズン新B1用」にあるように、猶予期間中は3000人の座席数で良いこととされている。この猶予規定は、2028-29シーズン開幕当初に新アリーナが使用ができれば認められる。
ここでバレー側を見てみる。
ただし震災や事故等またはアリーナの新設計画や改修計画がある場合等、理事会がやむを得ない事情があると判断した場合には、本基準の判定において特別な取扱いを行うことができるものとする。
Vリーグ機構 クラブ SV ライセンス交付規則
本基準は、複数のトップチームを有するクラブについては各チームに紐づけしたものとする。
また 2030 年から始まるシーズン以降についてアリーナの新設計画があり特別な取扱いを行う場合においては、対象シーズンに使用するアリーナの入場可能者数は5,000 席以上とする
Vリーグライセンスでは、2000席であるが、新設アリーナの猶予が認められる一方で、座席数の基準が変更される2030シーズン以降は、座席数の減少猶予が設けられていない。
もちろんまだ7年あるが、7年しかないのだ。たとえ新設アリーナを建設する計画があったとしても、2030シーズンには新基準の座席数を用意しなければいけないのだ。
加えて言うのであれば、2024年シーズンにおいては、5000席以上のアリーナが求められているわけではないし、建設計画があることを求められているわけでもない。すなわち、SVリーグライセンスが認められ、初年度にSVリーグに参戦したとはいえ、参戦が継続保障されるわけでもなく、2030年になったら降格するチームは現実に起こりうる事象といえよう。
Bリーグは2021年に新リーグ移行構想を発表し、2026年に移行する。それを踏まえて考えると、SVリーグは2024年からできるものの、本質的なスタートは2030年であるように見えてならない。

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