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オートスポーツのラリージャパン総括記事に思うこと

モータースポーツ
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先日、オートスポーツが記事を出していたので触れておこうと思う。12年ぶりの開催となったラリージャパン。その評価と課題を述べた記事だ。

総括記事はこちら

オートスポーツwebに掲載中なので、詳細はリンクを参照いただきたい。前編がポジティブな内容で、後半はネガティブな内容が中心となっている。

【ラリージャパン、12年ぶり開催の評価と課題:前編】観客は世界一。日本らしさの強調やSSのバランス改善に期待

【ラリージャパン、12年ぶり開催の評価と課題:後編】改善が必要な『一般車の侵入の警備体制』と『潜水士の配置不足』。そして観客視点の観戦エリア

記事の内容は何も間違っていない

(日本の)オートスポーツ側が記事を書いているわけではなく、フリーのモータースポーツジャーナリストのレポートが掲載されているので、何も間違ったことは書かれていないと思うし、その通りだと思う。

私が気になるのは後編の最後の記述である。

他にも、いくつも改善が必要だと思った点はあった。それでも、個人的には新しい主催チームによる、ブランニューイベントであるが故に、安全に関わること以外はある程度仕方がないと思ったのだが、海外のWRCジャーナリストたちの視点はよりシビアだった。

 彼らの意見を要約すると「たとえ、初めて開催するラリーであっても、最初からしっかりとできる主催者は少なくない。彼らは主催者目線だけでなく、選手の目線や、観客の目線でも入念に数多くのWRCイベントを視察して準備を進めてきた。ラリージャパンの主催チームは、その作業が不十分だったのではないか?」となる。

 非常に耳の痛い指摘ではあるが、我々日本人は「改善力」には長けている。2023年は主催チームの構造が変わり、豊田市が全体をハンドリングすることがすでに決まっているが、今年見えた問題点をしっかりインプルーブして、素晴らしい大会を実現してくれることを期待したい。

【ラリージャパン、12年ぶり開催の評価と課題:後編】改善が必要な『一般車の侵入の警備体制』と『潜水士の配置不足』。そして観客視点の観戦エリア、autosports web、2022/12/5 17:32

この記述に対して何も間違ってはいないと思う。しかし気になる点があるのだ。

気になる点

今年のラリージャパンの競技主催は、TMSC、サンズ、MOSCOで、興行主催は、サンズ、電通、愛知県、岐阜県で開催された。

気になる点を順にあげていこう。

オートスポーツは「株式会社サンズ」が立ち上げたメディアである

正確に言うと日本のオートスポーツではあるが、このメディアは「サンズ」が立ち上げたものである。

  • オートスポーツwebはサンズが 2005年から運営しているモータスポーツ総合サイトです。
  • 2011年より英国AUTOSPORTを発行しているHaymarketと国内独占契約を結んでおり、AUTOSPORT.com(http://www.autosport.com/)が掲載するニュースの翻訳記事掲載とともに、独自取材による国内ニュース、そして特集、企画などを掲載しています。
  • 2019年4月1日より運営会社がサンズから三栄に変更となりました。
利用規約、auto sport web

2019年に運営会社が変わっているとはいえ、オートスポーツはサンズが立ち上げたメディアであるのだ。

オートスポーツを運営している「三栄」の関連会社が「株式会社サンズ」

株式会社三栄の会社概要のページに記載がある。

会社概要、三栄株式会社

株式会社サンズ、株式会社三栄ともに会社の所在地は「東京都新宿区西新宿6-22-1 新宿スクエアタワー26F」である。そう、関連会社として同一フロアに存在するよくある形態である。

ラリージャパンの公式サイトに三栄の記事がちりばめられている

RallyJapan TOPページより

as-web.jpが「オートスポーツ」で、「motor-fan.jp」はオートスポーツ同様「株式会社三栄」が運営するWebメディアである。つまり、結局は「サンズ」ー「三栄」ラインの象徴ともいえることであろう。

株式会社サンズは、ラリージャパン2023の実行委員会からは外れている

かねてから取り上げているように、来年のラリージャパンは豊田市が主催になる。

豊田市の発表を見ると、ラリージャパン2023実行委員会は以下のようになっている。

豊田市長 太田稔彦(会長)
恵那市長 小坂喬峰(こさか たかね)(副会長)
トヨタ・モータースポーツ・クラブ 会長 関谷正徳(せきや まさのり)
特定非営利活動法人M.O.S.C.O(モータースポーツコーディネート)
代表理事 高桑春雄(たかくわ はるお)
豊田まちづくり株式会社 代表取締役 河木照雄(かわき てるお)

ラリージャパン2023の開催決定 実行委員会の設立及び大会公式ロゴマークの公表、豊田市、2022/11/29

豊田まちづくり株式会社というのは、豊田市がバブル期に建てたビルの運営やまちづくり事業を行っている会社で、豊田商工会議所や豊田市、トヨタ自動車、豊田信用金庫がかかわっており、豊田市からするとほぼほぼ身内の存在だ。

ラリージャパン2022実行委員会は、どこが担っていたのかというと「株式会社サンズ、株式会社電通、愛知県、岐阜県」であった。

ラリージャパン1か月前イベント「1 Month to go! RALLY JAPAN!」に知事が参加します、愛知県、2022/9/26

競技主催は、TMSC、サンズ、MOSCOとなっているが、ラリーガイド1を見るに組織委員長はTMSC会長となっているが、大会事務局は株式会社サンズ内に置かれているし、2022の開催概要発表も株式会社サンズの代表が行っている。(ちなみに実行委員会の副会長は2021年の時点では株式会社電通の金淳一氏。)

ちなみに2020年の高橋浩司氏で、2021年開催概要発表時においても会長を務めている。この人物は、三栄関連の人物で、2018年から招致にかかわっていたようだ。(参考参考2

2021年の断念の時からは、株式会社三栄(当時は株式会社三栄書房)の元代表取締役社長で、株式会社サンズや株式会社サンプロスの代表取締役でもある鈴木賢志氏が会長を務め、開催へと至った。(参考参考2

と考えると、招致から2022年の開催までは、三栄及びサンズの主体で行われてきたといっても過言ではないだろう。もちろん大会の開催には、「公認クラブ」の存在が必要であり、愛知県でやることからもTMSCに声をかけたのだろう。ただ、TMSCはジムカーナやレース開催が多く、ラリーに携わっていないようには見える。その結果として、2021年4月30日に、オーガナイザーに「NPO法人MOSCO」が追加される

結果的に、来年からは「株式会社サンズ」はラリージャパンから撤退する形となっている。もちろんオートスポーツはあるし、報道という面ではかかわるだろうけど、競技主催、興行主催のいずれにも関わらないことになった。

サンズ/三栄の総括を知りたい

記事に戻ろう。

2023年は主催チームの構造が変わり、豊田市が全体をハンドリングすることがすでに決まっているが、今年見えた問題点をしっかりインプルーブして、素晴らしい大会を実現してくれることを期待したい。

【ラリージャパン、12年ぶり開催の評価と課題:後編】改善が必要な『一般車の侵入の警備体制』と『潜水士の配置不足』。そして観客視点の観戦エリア、autosports web、2022/12/5 17:32

これはもちろんそうである。変わるので、期待したいところだ。

しかし、今年の様々な問題がありそれを仕切っていたのは、オートスポーツに関連がある「株式会社サンズ」であるはずなのだ。もちろん彼らが招致を2018年に招致活動を始めたから今年開催できたのは確かではある。しかし、今年までのハンドリングをしていたのは、さまざまなものを見る限り、「株式会社サンズ」であり、実質的には「株式会社三栄」であり、「電通」であるように見えてくるのだ。

もちろん記事自体は、フリージャーナリストが書いているものだから何ら間違ってはいないのだが、この問題点を指摘するものを自身で公開した、「株式会社サンズ」と「株式会社三栄」は何を思っているのか。これが非常に気になるところだ。

そして、抜けるから関係ないのではなく伝達だけはうまくできているように願いたいところである。

プロモーターから打診があって豊田市スイッチだと、サンズが切られた可能性もあるが、真相はいかに。)

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