今大会では出場権を逃した。世界ランキングで決まることは各種報道から見えてくるものの今各国がどの状況にいて、チャンスが大きくあるのか少なくなったのかが見えてこないのでまとめてみる。
パリオリンピック出場権枠
パリオリンピックの出場権は、開催国のフランスと昨日まで3会場で行われていたオリンピック予選から6枠が確定した。残りは5枠あり、これは来年6月17日(ネーションズリーグ予選終了時で決勝ラウンドを含まない)の世界ランキングで決まることになる。
オリンピック予選で出場枠を獲得したチームは、
中国で行われたプールA:ドミニカ共和国、セルビア
日本で行われたプールB:トルコ、ブラジル
ポーランドで行われたプールC:アメリカ合衆国、ポーランド
の6チームであった。
オリンピックは出場国のない大陸を優先して選出する傾向にあるが、バレーボールにおける世界ランキングで決まる5枠にも適用されており、出場が決まっていないアジア・オセアニア、アフリカの1枠は保証されている。
つまり現在のランキングと出場枠を獲得した国を並べてみた方が分かりやすそうだ。
FIVAランキング
2023年9月25日現在のランキングは以下の通り。

アフリカ枠が保証されているので実質4枠といっていいだろう。
中国と日本がトップ10にいるので、アジア(・オセアニア)枠は実質無視しても問題なく、10位までが出場枠を手にすることになりそう。
イタリア、中国が少し抜けていて、日本、オランダ、カナダで2枠を争うように見える。
競技カレンダーは、リンクからPDFがダウンロードできる。最近物議を醸しだした国内リーグ日程枠もきっちり書かれているやつ。いずれにせよ3月14日から6月16日までのVNLの予選の成績がカギになってくるといってよいだろう。
VNL2024
フォーマットや開催国等発表されていないが、例年通りであると仮定しよう。(11月~12月に発表されるはず)
2023年のVNLの結果から、出場するチーム以下の通り。
コアチームは、イタリア、ブラジル、セルビア、トルコ、アメリカ、中国、日本、タイ、ドイツ、オランダ、韓国。
チャレンジャーチームの2023VNL上位4チームのドミニカ共和国、カナダ、ポーランド、ブルガリア。
2023チャレンジャーカップ優勝のフランス。
順位を上から4つずつ区切り、そこからなるべき3チームと対戦するように日程が組まれ、1チーム12試合行う変則リーグ。

出場枠をまだ獲得していない、イタリア、中国、日本、オランダ、カナダ、ドイツ、タイはこのネーションズリーグに参加して争うことになる。(チャレンジャーカップは7月4~7日開催なので、ケニアはアフリカ枠で確定?)
FIVBランキングの計算
英語版wikipediaにまとめられている。(日本語版は基本こういう記事は放置で古い)
試合前のスコア(順位ではない)に、試合の重要性の重み付けであるK、ゲームの結果(獲得セット数に依存)を示すR、ゲームの期待される結果のEからなる。
重み付けは、ネーションズリーグだと「40.0」。
Rは、セットカウントが、3-0の時+2、3-1の時+1.5、3-2の時+1となり、負けたチームは負の数を取る。
Eは、以下の式で定義される。

このPnは結果の確立を示し以下の式による。

Cnは、過去10年間の実際の試合結果から導き出された、2つの等しい強さの対戦相手間の平均試合結果を示す正規分布のカットポイントである。
Δは、チーム間の戦力差を表す補正値であり、各チームのランキングスコアによって導出される。

簡単に言うのであれば、ランキングスコアの開きと結果が一致していたらほぼ変化せず、期待を裏切る場合はスコアが変動すると考えればよいだろう。この計算式は対になるので片方のチームが減らしたスコア分だけもう一方のチームが増えることにはなる。
カットポイントは計算例だと、C1=-1.060,C2=-0.364,C3=0,C4=0.364,C5=1.060となっているが、過去10年間が変化しているのかは謎。その時なのかリアルタイムなのかは不明。
日本代表女子チームの過去のポイント変動を見るとFIVBのサイトで変動が大きいのは、ポイントを減らしたのはVNL2023のオランダ戦で-11.15、次いでアジア選手権のタイ戦で-9.47。増やしたので多いのは、VNL2022のアメリカ戦で+15.76、次いで世界選手権のブラジル戦で+13.69。
大体ポイントが100ぐらい離れていた時にフルセットでスコアが下のチームが勝つと+10ぐらい動く印象。100ぐらい離れていて順当に勝った時はストレート勝ちなら+4ぐらいは動くか。
となると、まだまだランキングは動く余地があるといってもよさそうだ。
簡単に考えるなら負けなければいいといえば確か。ランキングが下のチームに負けるのはマイナス。(ランキング上)格上チームでも、セット数を多くとるのが大切。
参考までに今年のVNLで日本が変動したポイントは、-7.13(7勝5敗)。果たしてどうなるのか。


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