12月20日にライセンス申請状況が発表された。
男子

形式のデータはwikipediaの記事を用いている。
現状V1に所属しているチームは順当にそのままSV申請。単純に考えれば注目選手も多いし、その分収益も目途がつく。スポンサー面の心配もさほどないといってよいか。
クラブ形態のほうがいろいろできそうに見えて、実業団系チームのほうがSVライセンス申請に多いとはいえる。とはいえそれは元々ではあるのだが。
下位ディビジョンからの申請を見ると、奈良はB2奈良のホームアリーナ「ロートアリーナ奈良」あたりを使用か。
クボタは大阪拠点だが、堺、牧方、箕面とあるので大阪市内?現状はAsuteアリーナ大阪のサブアリーナが一番多い利用。メインアリーナを使えば十分満たせる。とはいえAsuteアリーナ大阪はサントリーも使っていたり、舞洲はサントリー、パナソニックが使っていたりする。3000人であれば何とでもなりそうではありつつも、5000人を目指していくと大阪4チームは少しきつそうな気もする。
大分三好は現状は、大分市大洲総合体育館がメインで、仮設席を含めば5000人入る?
北海道YSは、札幌市中央体育館だと3000人がギリギリか。Bリーグをみれば北海きたえーるが一応ある。ただし、ヴォレアスが旭川に旭川大雪アリーナがあるものの冬季はスケートリンクなので、札幌を使うは十分ありそうなところで、今年はきたえーると函館で1週ずつ開催しているのでどう住み分けするのかは気になるところ。
SV明記がないチームはどう申請しているのか謎。
警視庁は当然株式会社は無理なので撤退を表明済み。今更な気はするが、トヨタ直系の「トヨタ自動車」「トヨタモビリティ東京」は報道によるとトヨタモビリティ東京が完全子会社なので色々揉めてそう。ちなみにトヨタモビリティ東京はトヨタ唯一の直営ディーラー。BリーグでアイシンとアイシンAWの統合により、アイシン(旧アイシンAW)が撤退したように、改革を進めればこの未来は見えていた気がする。(旧アイシンは、シーホース三河としてB1の所属)
アリーナ
ライセンス上は現行はS1が3000人以上、S2が1500人以上、S3が750人以上であったものが、来シーズンよりSVは3000人以上、Vは750人以上で変更される。使用比率(1回以上・50%以上)やホームタウン、サブホームタウンの扱いや、収容人数が平均で充足すればよかった点は変わるように読める。

今シーズン試合開催が多いアリーナを抜き出した結果が上記表になる。ホームタウンで開催がないチーム(VC長野)や、全アリーナでさほど回数が変わらないチーム(JT広島)もあるが上記の通りである。
収容人数はWebで検索して出てきた結果をまとめたもので、実際の設営上は+αがあるとみてよいだろう。
現状S1ライセンスを保持しているチームは、ライセンス交付実績からみて3000人以上の収容アリーナがあるとみてよさそう。同様に全チームにS3ライセンス以上が交付されているので、基本的にはVリーグライセンスは問題ないとみてよいか。
試合数といった面に触れるとV3のチームは基本的にそのアリーナを1週(2試合)しか使っていないケースが多く、V2でも2~3週間(4~6試合)が多く、V1でもJTは最大で2週(4試合)となっている。
新ライセンス規定からするとSVは44試合なのでホーム開催が22試合(11週)、Vリーグは28試合でホーム開催が14試合(7週)と増加することになる。
加えてホームアリーナ基準として、SVライセンスは80%、Vライセンスでは60%のホームゲーム開催を求めているので本当に確保できるのかは謎。暫定基準が終わるころにはBリーグの移行も終わっているのでB.PREMIRE(新B1)の平日開催が増え、土日なら実はアリーナが使える説はあるが、果たしてどうなのだろうか。
そもそも今までホーム2週とかだったチームが一気に11週に増えるというのも、本当に耐えきれるのか心配は尽きない。
5000人以上基準になった後で、ぱっと見どうしていくのかが見えないのは大阪の4チーム。どう住み分けしていくのか。おおきにアリーナ舞洲、Asueアリーナ大阪、エディオンアリーナ大阪は5000人以上入るので、何とでもなりそうな気もする。
SVライセンスは2027年からラウンジが必須になるので、絞り込まれるのはおそらくこのタイミング。2030年のVIP動線確保も厄介。スイートが求められているわけではないので、BPREMIREよりは緩いが単純に公営体育館にそんな設備があるかといわれるとないので、Bとの共存ができた方が楽そう。
女子

女子はそもそも実業団系が多い。S1ライセンス保有チームが多かった割に、SVライセンスが少なかったようには見える。今までのライセンスはS1が一番多かったのに、こうなるのはちょっと興味深い。
下位ディビジョンからの申請は、群馬、浜松、姫路。浜松は浜松アリーナ、群馬はアダストリアみとアリーナあたりという選択肢はありそう。姫路は、神戸を見ればワールド記念ホールや建設中の神戸アリーナがあるがどうするか。
アリーナ

男子と同様にS1ライセンスチームは3000名以上の開催ができるはずなので、暫定基準には問題がないはず。S1ライセンス保有チームで、SV未申請のチームは3000名以上のアリーナのはずなので、試合数の規定に合致するだけアリーナが確保できるかだけ。基本的には30年以降の規定になっても問題ないチームが多そう。
Bリーグ・SVリーグの兼ね合い
Bは2026年より移行。SVは2024年より移行が始まり2030年にいったん完全移行。JHLは一応2024年9月から新リーグ予定だったが特に変わり映えもしないので、いったん棚上げ中?(今年度中には何かしらリリースされる?)
これから2030年ごろまでん冬季メインのアリーナスポーツのアリーナ基準は以下のようになる。

ハンドボールリーグの将来は謎。現時点で見つかる資料からすると1,000人以上だが……。
TリーグとかS/Jリーグとかも時期的にはかぶるが、H&Aというわけでもないので割愛する。
Bリーグのリーグ移行によって、新アリーナ建設ブームが一部地域で活発になっている所ではあり、それによって今までBリーグがホームアリーナとしていた場所が空くという指摘もあるが、バレー、ハンドボールは男女あり、バレーは試合数が結構増えそうに見える。
ハンドボールは1000人で、どこでもできそうなので割愛してもよさそう。
B・SV・Vで同一都道府県で4チーム以上ある都道府県に着目してみよう。
シーズンの仮定
バスケ:10月~5月末
バレー:10月中旬~5月上旬
ハンドボール:9月~5月末
バスケはホーム30試合。SVは22試合、Vは14試合がホーム。ハンドボールは男子は13試合、女子は10試合?(2回戦のH&A?)
バスケ15週、バレー11週。大体期間中が34週ぐらいなので競技間の共存ができないわけでもないだろうが、他の利用が壊滅的になるので公設施設だと難しい点はありそう。
バスケ、バレーはホームアリーナで60%、80%以上の開催を求められるのでかぶっても2チームぐらいが限度か。
北海道
バスケ(男):レバンガ北海道(札幌市)
バレー(男):ヴォレアス北海道(旭川市)、北海道イエロースターズ(札幌市)
バレー(女):アルテミス北海道(札幌市)
北ガスアリーナ札幌46は2500席の観客席だが、仮設席の設置で3000人は可能?
レバンガ北海道は現状は「北海きたえーる」を使用。8000席なので席数は申し分ないが、スイート・ラウンジ規定からしてそのままでは不可。「新月寒体育館」整備という報道もあるが、まだ確定ではない。
旭川を拠点とするヴォレアスは、道北アークス大雪アリーナが旭川市にありつつも冬季(11月中旬~3月31日)はスケートリンクなのでどうするのか気になるところ。一応行政は支援しようとしてそう。
道内に目を向けると、よつ葉アリーナ十勝、真駒内アリーナ、函館アリーナは5000人以上の収容が可能。
埼玉県
バスケ:越谷アルファーズ(越谷市)、さいたまブロンコス(さいたま市)
バレー(男):埼玉アザレア(川越市)
バレー(女):埼玉上尾メディックス(上尾市)
4チームあるが、全て市町村は異なる。
越谷市立総合体育館は4472人で、3000人以上は確実。
さいたま市には「与野中央公園」に新アリーナ計画があるが揉めてそう。
上尾市の埼玉県立武道館は1510人なのでちょっと怪しい。上尾運動公園体育館が2500人。5000人を見据えるなら移転か新築?
埼玉アザレアは、川越運動公園総合体育館で2292人で、Vリーグ基準は満たしている。
一応さいたまスーパーアリーナもある。
東京都
東京は人口が多いからか、如何せんチームが多い。一方で案外競技場は少なめの印象はある。(国の施設こそあれど、土地がない。)
バスケ:アルバルク東京(渋谷区→江東区)、サンロッカーズ渋谷(渋谷区)、アースフレンズ東京Z(大田区)、しながわシティバスケットボールクラブ(品川区)、東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(江東区)、立川ダイス(立川市)、八王子ビートレインズ(八王子市)
バレー(男):東京グレートベアーズ(墨田区)、東京ヴェルディ(稲城市)、トヨタモビリティ東京スパークル(板橋区)、警視庁フォートファイターズ(武蔵野市)
バレー(女):GSS東京サンビームズ(中央区)
警視庁は撤退。トヨタモビリティ東京は報道のまま変化がないなら撤退はありそう。
バスケは、品川はB3で唯一ホームアリーナがないチームで存続は怪しい。
アルバルク東京は、江東区にAーARENAを建設中(収容1万人)。
サンロッカーズ渋谷は、青山学院記念館。新B1基準は未達。
東京Zは大田区総合体育館で3000人以上は収容可能。
東京ユナイテッドは有明アリーナで試合を行う。B3なのでサブアリーナの使用が多いが、新B1規模になればメインアリーナの活用はありえそう。
立川市にはアリーナ立川立飛が3000人収容、八王子市はエスフォルタアリーナ八王子が2000人収容で、3000人ラインには届きそう。
東京グレートベアーズは、代々木第二体育館が多いが5000人は微妙。第一体育館を使えば問題ないか。(もしくは現状も使用している有明コロシアム)
東京V、トヨタモビリティ東京は、既存で2000人到達しないようにも見えるが、東京VはS2ライセンスなので別アリーナの当てがある?
GSS東京はSVライセンス申請はしていないとはいえ、中央区立総合スポーツセンターは暫定基準がギリギリに見える。
千葉県
バスケ:千葉ジェッツふなばし(船橋市)、アルティーリ千葉(千葉市)
バレー(男):千葉ZELVA(千葉市)
バレー(女):千葉エンゼルクロス(柏市)
千葉ジェッツは、現状「船橋アリーナ」を使用しているが、「LaLa arena TOKYO-BAY」を建設中。2024年春開業なので、PO進出となれば使用がある可能性がある。
アルティーリ千葉は、7500人収容の「千葉ポートアリーナ」を拠点とするがこれは新B1基準未達施設。
アルティーリと同じく千葉市がホームの千葉ZELVAは「YohaSアリーナ~本能に、感動を。~」を使用。1052人なので2000人はギリギリラインか。
千葉エンゼルクロスは、今シーズン一番開催の多い「キッコーマンアリーナ」だと2162人収容。
神奈川県
バスケ:川崎ブレイブサンダース(川崎市)、横浜ビー・コルセアーズ(横浜市)、横浜エクセレンス(横浜市)、湘南ユナイテッドBC(藤沢市)
バレー(男):富士通カワサキレッドスピリッツ(川崎市)
バレー(女):NECレッドロケッツ(川崎市)
横浜市に「横浜BUNTAI」ができ、横浜BCが4月から使用する。サブアリーナの「横浜武道館」は、横浜EXが使用中。サブアリーナでも3000人収容できる。
川崎市は現状は「川崎とどろきアリーナ」を川崎ブレイブサンダース、NECレッドロケッツが使用しているが、川崎ブレイブサンダースは新アリーナを建設中。富士通はSV未申請なので案外問題ないか。
愛知県

バスケ:名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(名古屋市)、ファイティングイーグルス名古屋(名古屋市)、シーホース三河(刈谷市→安城市)、三遠ネオフェニックス(豊橋市)
バレー(男):ウルフドック名古屋(稲沢市)、ジェイテクトSTINGS(刈谷市)、アイシンティルマーレ(碧南市)、大同特殊鋼レッドスター(知多市)、トヨタ自動車サンホークス(みよし市)
バレー(女):トヨタ車体クインシーズ(刈谷市)、デンソーエアリービーズ(西尾市)
豊田市にチームはないが、大体トヨタ系。トヨタ系の源流は刈谷だから当然なのかも。名古屋D、三遠、大同特殊鋼がNOTトヨタ。今季までは、B3に豊田合成が属していたが、撤退する。
愛知県新体育館である「愛知国際アリーナ」が名古屋市に建設中。名古屋Dが使用予定。
安城市には三河の本拠地となる「アイシンアリーナ」が建設。
名古屋市港区には、豊田通商がアリーナを建設予定。FE名古屋が使用する。
豊橋市にも新アリーナ計画はあるが市民団体ともめている。できたら三遠が使用。
刈谷市のウィングアリーナ刈谷(三河、トヨタ車体、ジェイテクトが使用)は、2376席でBリーグの実績から3200人ぐらいが限界。三河と一緒にトヨタ車体、ジェイテクトもアイシンアリーナに移転はあり得そう。
岡崎市の岡崎中央総合公園総合体育館は4900席なので、5000人収容可能。
豊田市のスカイホール豊田は、4,450席。最大収容6500人が公称で、仮設席を設ければ5000人収容はできるはず。
一宮市のいちい信金アリーナは、1994席。仮設席で3000人収容はできそう。
小牧市のパークアリーナ小牧は、最大5000人収容。
と、市設体育館で大きいのがゴロゴロあるので、何とでもなりそう。
豊田合成が稲沢に作ったエントリオは3500名なので、SV30年基準は未達。3競技のために作ったのに、B3撤退を表明し、バレーが使えないので結局ハンドボール専用と化しそう。
デンソーの西尾市は、「西尾市総合体育館」が2882人で、5000人は厳しそう。
大同特殊鋼が使用する「メディアス体育館ちた」は2286人でVリーグライセンスなら問題なしか。アイシンのホーム「碧南市臨海体育館」は687人で少しあやしい。
長野県
バスケ:信州ブレイブウォリアーズ(長野市)
バレー(男):VC長野トライデンツ(南箕輪村)、長野GaRons(須坂市)
バレー(女):ルートインホテルズブリリアントアリーズ(上田市)
全て市町村は異なる。といっても南箕輪村に利用しているアリーナは現状なく実質松本市。
「松本市総合体育館」は6000人、長野市の「ホワイトリング」は5195人と大きい施設はある。といってもホワイトリングは新B1には改修が必要。
SV申請していない長野GaRonsの須坂市は「須坂市市民体育館」が346人、ルートインホテルズブリリアントアリーズの上田市は「上田市自然運動公園総合体育館」の750人で、どちらも2000人は怪しそう。
大阪府
バスケ:大阪エヴェッサ(大阪市)
バレー(男):日鉄堺ブレイザーズ(堺市)、パナソニックパンサーズ(牧方市)、サントリーサンパーズ(箕面市)、きんでんトリニティーブリッツ(岸和田市)、クボタスピアーズ(大阪市)、近畿クラブスフィーダ(東大阪市)
バレー(女):JTマーヴェラス(大阪市)
男子バレーが多い。
堺市は「堺市金岡公園体育館」で3240人。30年基準は怪しい?「日本製鉄堺体育館」は何人入るのか見つからなかった。
サントリーは現状の箕面市の「スカイアリーナ」は570人で明らかに無理なので、今シーズンの「おおきにアリーナ舞洲」「Asueアリーナ大阪」「エディオンアリーナ大阪」のいずれかをホームにしそう。
パナソニックは牧方市の「パナソニックアリーナ」が2930人で30年基準は怪しい。「おおきにアリーナ舞洲」で2試合今シーズン開催があり、大阪エヴェッサと共催試合をしたので移転もあり得そう。
SVに申請したクボタスピアーズは、「Asueアリーナ大阪」のサブアリーナを使用しているが、メインアリーナを使えば問題なくクリアできる。
JTマーヴェラスは大阪市内の会場は「おおきにアリーナ舞洲」のみ。キャパシティは問題ないが他チームとの兼ね合いはうまくいくのだろうか。
バスケの大阪エヴェッサは、「おおきにアリーナ舞洲」を使用。ただこのアリーナも新B1基準は満たしていない。
ひょっとしたらパナソニック&大阪エヴェッサでアリーナを作るなんてこともあり得るのかもしれない。
案外何とかなりそう
結局は行政とうまく連携できるかなんだろう。
公設施設の場合は、市民大会とか学生の大会で当然使うことはあるし、むしろプロスポーツのために作られたものではなくそういった需要のための施設であることは大前提であるべきだ。
ホームアリーナでの60%、80%という基準によって、Vリーグは特に試合増によっていろいろ困難はありそうではあるが、3000人ラインの間は案外なんとかなるのかな?といったところ。
まぁ2030年の5000人規模アリーナは案外ないんですけども。


コメント