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リーグワンの試合増は可能なのか

ラグビー
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カンファレンス制の不均衡

これは気にする人は気にするのかもしれないが、個人的には特段違和感を抱いているものではない。そういうフォーマットで行われている大会は普通にあるので、まぁそういう大会なんだよね、というだけではある。

順位の決定にカンファレンスを使わない点は、賛否があってもよいとは思う。せっかくH&Aをやっているのだから、その中で上位2チームないし3チームといった形をとるのもありではある。

他リーグ・スポーツの例

アメリカのアメフトリーグNFLは、2カンファレンス×4地区制で行われている。同カンファレンスの同地区とH&A、同カンファレンスの別地区の4チームと1試合ずつ、同カンファレンスの1地区と1試合ずつ、同カンファレンスで対戦のない2地区から2チームと1試合ずつ対戦する。18週のうち1週が休み(バイ・ウィーク)で、17試合で争われる。個人タイトルは全チームでランク付け。

日本のスポーツに目を向けると、プロ野球はご存じの通り2リーグ制。交流戦があるものの、それぞれのリーグでペナントレースをするし、個人タイトルはそれぞれのリーグ。25回戦総当たり+交流戦18試合と対戦カードが平等であるのは特徴か。

サッカーJリーグもH&Aの2回戦総当たり。シンプルであるが均等。日本は長らく、プロ野球とサッカーがプロスポーツの代名詞であったしこの概念が染みついている可能性はありえる。

バスケBリーグは、B1は3地区制で同地区4回戦、他地区2回戦の総当たりで行われる。優勝を争う成績は地区ごとで争うが、降格判定はリーグ全体で行われている。B2は2地区制で自地区6試合、他地区2回戦+任意の5チームと2回戦。B2には不均衡要素はあるとはいえる。

ラグビーの各リーグを見てみよう。

フランストップ14は、14チームで争われ2回戦総当たりの26試合。
イングランドプレミアシップは、11チームで争われ2回戦総当たりの20試合。
スーパーラグビーは、12チームを2カンファレンス制に分けているが、同カンファレンスの任意の3チームとは2回戦、そのほかのチームとは1回戦総当たりの14試合。成績はカンファレンスを分けない。
ユナイテッド・ラグビー・チャンピオンシップは、4地区×4チームの計16チーム。同地区のチームとH&Aの2回戦、他地区のチームと1回戦総当たりの計18試合。地区優勝をするとヨーロッパラグビーチャンピオンズカップの出場資格が保証されるが、チャンピオンシップのPO進出は全体成績で決まる。
南アフリカのカーリーカップは、2022年は7チームで2回戦総当たりの12試合。(今年は8チーム)
ニュージーランドのNPCは、7チーム×2カンファレンス制でそれぞれのカンファレンスで順位付けされる。対戦するチームは同カンファレンスと他カンファレンスの任意の4チームと1回戦。

と、各ラグビーの大会を見てみるとカンファレンスを分けていたとしても順位付けで意識されていないパターンが多いように感じる。日本協会が意識しがちなのはスーパーラグビーな気がしていて、そのあたりのフォーマットを参考にしている可能性は高そう。日本がかつて参戦していた時代も、同カンファレンスはH&Aで、別カンファレンスの8チームと1回戦。比較的似ているように思う。

個人成績が不均衡だと思うかもしれないが、対戦カードが同一ではないけど気にしていないリーグのほうが多いように思えてくる。日本的にはプロ野球、Jリーグの今までの積み重ねによってよりそれを感じやすくなっている気がしてならない。

試合数は増やせる??

wikipediaのラグビー・ユニオンのページにある各リーグの集客数からして似ている(といっても5年前の数値なのでたぶん違う)フランス、プロD2は16チームで2回戦総当たりのH&Aをしていて30試合をこなしているわけではあるので、増やすことができないわけでもないかもしれない。しかし、2部リーグであるし、期間が8月~5月の開催である点には注目するべきかもしれない。

トップディビジョンというものは、代表戦との兼ね合いを受けがちである点には留意するべきであろう。

日本のリーグは今まで10~15試合で、リーグワンになり16試合になった。そう、これでも増えているのだ。

リーグワンにおける出場選手の規定は公式戦実施要項の第57条に定められており、WR競技規則第3条8の規定に則り、フロントローが5~6名かつ、22~23名のメンバー登録が必須である。2022-23シーズンの選手保有は、

カテゴリA:総選手登録数の80%以上。総選手登録数が51名以上の場合はカテゴリB,Cを除いた数。
カテゴリB/C:合計10名以下または20%以下のいずれか少ない方かつ、カテゴリCは3名以下

となっている。現行規定にはフロントローの組数は記載がないが、新規参入チーム審査概要には、40名以上かつフロントロー3組以上とあるようにフロントローは複数組保有していることが前提となる。

本日リーグHPに記載されている人数は以下の通り。(Div1とDiv2の入替戦出場チームのみ抜き出し)

シーズン中に、登録抹消されると減るケースは確認したことがあるのでこれが正確かといわれると怪しい点はあるものの現状はこうなっている。基本的には5組ぐらいが中心で、横浜Eは3組で最小、花園Lが6組で最大。

PRはひとくくりにされているものの、右のみ左のみの人が多い点は留意するべきで、片側に怪我人が集中すると試合登録を充足しないリスクは容易に起こりうる。

アンコンテストスクラムが起きる場合、試合登録されているフロントローでスクラムが組めなくなっているわけで、1試合で2人を失うケースはないとは言い切れるものではないし、近年のカード頻発からしても選手に責任があるとはいえ出場できなくなるケースもありうる。

しかし、試合をする上では2組のフロントローの登録が必要なのだ。必要である以上、用意できなければ試合を行えず無条件で不戦敗となるのである。

じゃあ選手を増やせばとなっても、選手を増やすということは単純にコスト増にはつながるし、そもそもトップレベルの選手がどれだけいるのか、という問題も出てくのだろう。

日本より試合数が多いトップ14のチームを見てみると、40人ぐらいの登録でフロントロー4組の登録が基本のように見えるので、案外選手はなんとなるのかもしれない。むしろ制限かけて試合に出した方が強化になる?

と考えてみると、結局は企業ペースなのでどこに属しているかが簡単に変更できない問題が1番なのかもしれない。それこそみんながプロ選手なのであれば〇人までという制限ならそれでいいのだろうが、就職先としてチームを選んでいる現状はまだあって、それなのに制限があるから――というのはちょっと違うようには思えてきてしまう。

選手コストは、今でも60人ぐらい1チーム当たり保有しているので精査すれば何とでもなる感は否めない。ただ社員選手の保有とプロ選手の保有はちょっと意味合いが異なる。そこは留意するべきか。

特効薬はプロ化?ライセンス制度導入?

結局はここに行きつく説。

試合数を増やすには、収入を増やす必要があって、基本的には入場者をいかに増やすのかがカギといっていいだろう。それによって、スポンサードの募集も容易になる可能性はある。

入場者数として、74万人で昨シーズンから増えました!といっても、ディビジョン1は5,744人、ディビジョン2は1,739人、ディビジョン3は1,437人。ディビジョン1で1万人をコンスタントに超えるようになってからが本番のようには思う。スタジアムスポーツだから1万5000~2万入る試合はあっていいんだろうし。

現状はアリーナスポーツレベルの集客で、よりコストのかかるスタジアムを使っているので簡単に試合数を増やせるか、というとそうでもない。集客に見合ったスタジアムを使ってコストを下げることを考えてもよいのかもしれないが、その場所で密着をしてしまうとリーグの規模が上がった際に移転問題が勃発しかねない。

やはりある程度のキャパシティは現時点においても求めるべきであるし、ホームタウンは明確にするべきであろう。セカンドホームは個人的には不要派。プロ野球のように年100試合あるのであれば意味はあるだろうが、年間10試合程度のスポーツで複数拠点は中途半端だと思う。

社会人大会がルーツで、いまだにクラブリーグとの統一が図れていない日本のラグビーにおいて、現段階では完全プロ化はおそらく無理な話で、早急に考えるべきであるのは「ライセンス制度」の厳格化であろう。

企業チームによって、選手引退後に社業専念が許されるのはセカンドキャリアを意識するうえで完全に否定するべきはないだろう。現にバレー、ハンドボールの再編を見てもそれが日本らしさであって、それを生かしたリーグ像を否定するべきではないように思う。

そうなってきた場合に、リーグの方向性をコントロールするのは「ライセンス制度」となるのだろう。選手の保有や収益構造や予算関連、ユースチームなどの普及面やホームスタジアム連携や集客。そのあたりでラインを引いて階層を分けていくのは一つの選択肢ではある。

首都圏に集中しているチームもホームスタジアムを厳格化してしまえば、チームが消滅するのか移転するのかそういった動きになるだけの話ではないのだろうか。だからこそ、リーグが描く将来像をもっと明確に打ち出してほしい。そうすれば各チームや地方のスポンサーもまた違った動きが生まれてくるだろう。

結局は収益増

収益が増えればなんだってできる。選手の報酬もそうであるし、スタジアムの演出もそうであろう。

結局はいかにお金を回すかだろう。それができるのであれば試合数は増やせるし、より魅力のあるリーグ形成が進んでいくのだろう。

リーグワンはまだ2シーズン目が終わったばかりだ。これからどういった舵を取っていくのかまだまだ先はこれからなのだ。

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