とりわけリーグワンで実施されている20分レッドカードの詳細はあまり明らかではないのだ
20分レッドカード
23-24シーズンに引き続き、24-25シーズンにおいても「20分レッドカード」の試験実施ルールは適用されている。
今シーズンのルールはこのように発表されている。
リーグワンとして2023-24シーズンから継続して導入する試験実施ルール
2023-24シーズンに導入されていた下記2つの試験実施ルールについては2024-25シーズンにおいても継続採用されます。
https://league-one.jp/news/27085. オフ・フィールド・レビュー(D1/D2、プレーオフトーナメント、入替戦の試合において適用)
6. 20分レッドカード(全試合において適用)
NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25 試験実施ルール採用のお知らせ
つまり今シーズンは特にルール詳細は「ファン」に対しては発表されていない。この発表に記述されているリンクには以下の記述がある。
20分レッドカード
NTTジャパンラグビー リーグワン2023-24 試験的実施ルール 名称および20分レッドカードの対象について
- オフ・フィールド・レビューによってレッドカードの判定を受けた当該選手は退場となるが、20分後に当該選手と別の選手を交替することを可能とする。
※それ以外の事象でレッドカードを付与された場合は、選手交替は出来ない
これは、11/12に発表されたルールを修正するもので、当初は全てのレッドカード(一部除外)が「20分レッドカード」としていたが、対象となる20分レッドカードは「OFR」によるアップグレードによるものに限定されたように読める。
以下の投稿ではイエローカード2枚は、20分レッドカードとしているが最初の発表時の記者会見の話なので、これは根拠とならない。
そもそも太字で書かれているのだ。このリリース文を見る限り、イエロー2枚による退場は「オフ・フィールド・レビュー」の対象外であって、20分レッドカードの適用を受けないはずである。
(ただし現実的には補充された)
2024年5月のワールドラグビーによるリリースでは、どのレッドカードかは言及しておらず、全てのレッドカードが対象のようにも読めるが、これは大会を指定して試験実施するものであって、リーグワンは昨年のリリースを引用して適用しているのだから、この文章が適用されているわけではない。
Revised sanctions combined with the ability to replace a red-carded player after 20 minutes have passed since the offence within closed trials at World Rugby events, including WXV, the Pacific Nations Cup and U20 Championship and Trophy this year.
Simplified red card sanction process to be trialled at World Rugby competitions in 2024
リーグワンが始まってからのレッドカード
参考までに20分レッドカードが施行されて以降から現時点(2025/2/16)における。(手動で抽出している点があるため漏れがあるかもしれない。)
Div2以上の歴代レッドカードを列挙する。アップグレードばかりである。
YC2枚は今シーズン2回あるが1回は後半30分であり、20分であってもなくても影響がないものであった。(23-24は1度もなかった。)
2023-24
いずれもFPRによるアップグレード。
23-12-16:Div.2 サム・ヘンウッド(釜石SW) 危険なプレー
24-01-27:Div.1 ウィル・ゲニア(花園L) 危険なプレー
24-03-15:Div.1 ファウルア・マキシ(S東京ベイ) 危険なプレー
24-03-16:Div.1 清水岳(トヨタV) 危険なプレー
24-03-17:Div.1 北條拓郎(三重H) 危険なプレー
24-05-25:Div.1/Div.2入替戦 アセリ・マシヴォウ(GR東葛) 危険なプレー
2024-25
12/28のイエローカード2枚は、後半30分なので20分であろうがなかろうが影響がなかった。
24-12-21:Div.2 川上剛右(釜石SW) 危険なプレー
24-12-21:Div.1 ジェラード・カウリートゥイオティ(神戸S) 危険なプレー
24-12-28:Div.1 ローレンス・エラスマス(浦安DR) YC2回
24-12-29:Div.1 エピネリ・ウルイヴァイティ(相模原DB) 危険なプレー
24-12-29:Div.2 ジャック・オーサリバン(RH大阪) 危険なプレー
25-01-05:Div.1 カウヴァカ・カイヴェラタ(神戸S) 危険なプレー
25-01-12:Div..1 パブロ・マテーラ(三重H) 危険なプレー
25-02-08:Div.2 ケレビ ジョシュア(S愛知) 危険なプレー
25-02-16:Div.1 藤井大喜(埼玉WK) YC2回
他リーグのルール
2024 ザ・ラグビーチャンピオンシップ
2024 LAW VARIATIONS: THE RUGBY CHAMPIONSHIP
1) RED CARD
In the event foul play is determined to be deliberate and with a high level of danger it will result in a full red card for the offending player who will not return to the field nor be able to be replaced.
All other Red Cards that do not meet the above threshold will be 20 min Red Cards in which the offending player will be removed from the match but will be entitled to be replaced by another player after 20 minutes. The offending team will then be able to replace the red carded player with one of their available replacements.
Rationale: the individual, not the game, punished for red card offences.
https://super.rugby/therugbychampionship/news/the-rugby-championship-2024-law-variations/#
これは悪質なものは復帰できないがそれ以外は20分で代替要員を投入できるというルール。当初のリーグワンが発表していたものに近い形に読める。
2025年のスーパーラグビーも同様。2025年のシックスネイションズも同様か。
リーグもメディアも特段言及なし
この言及なしということを踏まえればルール通りということか。
しかしながら「試験実施ルール」はリーグが決めて実施するものだ。それならばそのルールはファンには調べればわかる形で公表するべきだろう。
そもそも今シーズン開幕前にリーグがHPで発表している文章は、昨年の「オフ・フィールド・レビューによって」という限定する条件が付与されているのだ。この試験実施ルールの正式な条文が公開されているわけではないので、正確なことは分からないが、ただでさえ分かりにくいといわれがちな「ラグビー」なのだから、リーグはもう少し分かりやすく発信をしてもよいのではないかと感じてならない。

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