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リーグワンになったのに下部リーグが整理されていない問題

ラグビー
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結局の問題の根底はここなのではないか。

リーグワンの下部組織は?

2022年シーズンより、ジャパンラグビーリーグワンとしてリーグが改められた。これは社会人チーム競技会で、前身リーグは2003年より開始された「トップリーグ」である。その前はというと、全国的なリーグはなく、ラグビーの日本協会の下部協会となる、関東協会の東日本社会人リーグ、関西協会の関西社会人リーグ、九州協会の西日本社会人リーグが該当するといってよいだろう。

この東日本リーグ、関西リーグ、西日本リーグが今のトップウエスト、トップイースト、トップキュウシュウと並ぶリーグワンの下部である地域リーグとなる。

その地域リーグの下に関東協会は関東社会人リーグがあることになる。

東海は東海社会人クラブリーグがあったり、近畿には近畿クラブリーグがあったりするわけではあるが「クラブ」という文字が出てくるのだ。現に3地域協会ともに社会人とクラブは別カテゴリで表示されている。

関東協会

関西協会

九州協会

ところで、リーグワンは社会人(実業団)リーグだというけれどもクラブ化したチームは参戦している。

釜石は、富士製鐵釜石→新日鉄釜石をルーツにもち2001年にクラブ化したチームである。

静岡ブルーレヴスは、リーグワン開始時にヤマハ発動機から分離してクラブ化。

清水建設江東BSも2001年にクラブチーム化している。(といってもリーグワン登録上は法人格は清水建設のまま。)

と、ルーツを企業に持つクラブ化したチームのみがリーグワンに参戦している一方で、地域リーグに目を向けると分離したままとなっている。

本質的なクラブチームはリーグワンのピラミッドにほぼいない

トップイーストのチームを見てみると、

  • NPO法人が運営している「横河武蔵野」は横河電機が母体
  • 「クリーンファイターズ山梨」は、2002年に東京洗染機械製作所ラグビー部がクラブ化したもの
  • 「秋田ノーザンブレッツ」は、2004年に秋田市役所ラグビー部がクラブ化したもの
  • 「BIG BLUE」は、日本IBMがルーツで2014年にクラブ化したもの
  • 「ワセダクラブTOP RUSHERS」は2003年発足のクラブチーム。

トップキュウシュウでは

  • 「ルリーロ福岡」は、2022年発足。廃部になったコカ・コーラの選手を受け入れ

で、企業が関係ないものは、トップイーストCの「ワセダクラブ」とトップキュウシュウAの「ルリーロ福岡」ぐらいといっていいだろう。

その他のチームは、基本的に企業チームだった時代があり、そのままクラブ化したものである。

2009-10シーズンに「ワールドファイティングブル」が休部し、「六甲クラブ」と形式的に統合した際は、トップウェストへの参戦が認められず、現在は近畿クラブリーグのカテゴリーAに属している。この当時の現在では判断基準等が異なるのかもしれないが、リーグワンをトップとするピラミッド構造(といっても今は地域リーグとの入れ替え戦はない)には、準クラブチームはほぼ存在していないのだ。

Bリーグは、リーグ変革とともに改革

バスケットボールのBリーグは、bjリーグとNBLが統合した際に下部組織の改革が行われている。

それまでの実業団連盟、クラブ連盟、教員連盟、家庭婦人連盟が統合され、2017年度より社会人連盟としてスタートを切った。これにより、男子はBリーグ、女子はWリーグをトップとしたピラミッド構造となった。(といってもWリーグは入替戦は実施していないし、Bリーグも入替戦はいまだ行われていない)

Bリーグにおいては、入替戦自体は行われていないものの、東海・北信越地域リーグからヴィアティン三重、中国・四国・九州地域リーグから昇格した山口ペイトリオッツ、トライフープ岡山、佐賀バルーナーズが地域リーグ参戦後にB3昇格を決めている。

バスケは、2026年に新B1の移行が控えているため、また違った動きがでてくる(B3がプロリーグになるため、B3加盟できないチームが出てくる)と予想されるものの大学卒業後のいわるゆる一般カテゴリの整備が実施されたといってよいだろう。

しかしながら、ラグビーにおいては「リーグワン」設立という変革が行われた一方で、各3地域協会には社会人リーグとクラブリーグが存在し続けている。

リーグワンを作るだけでなく、どういう構造にしたいのかを示すべき

リーグワンが始まり2シーズン目が間もなく終わりを迎える。当初の計画上フェーズ1とされていた最後のシーズンが今年の末には始まり、来年1月には新たに加わるチームが発表され、フェーズ2が始まる。

元をたどれば清宮氏がプロリーグ構想を掲げたのがスタートだったように思うが、最初の構想と現状はかけ離れている。トップリーグ、トップチャレンジリーグ以外の企業チーム以外に門戸を開くとしていたものの、結局はトップリーグ、トップチャレンジリーグのチームのみが現状は所属している。

野球、サッカー、バスケと違いそもそもクラブとして成り立っているチームが今までにいなかったのだから、ゼロからクラブを作る機運も生まれにくいし、当然ともいえるのかもしれない。

新規参入の申請期限は来月末ではあるが、明確に申請を発表したのは「秋田NB」のみだ。あとは、公式HPにリーグワンを目指すとある「ルリーロ福岡」ぐらいか。

もちろんトップカテゴリが盛り上がり、人が入ることは大前提でありそれはまず確立してほしいところではあるが、その下部組織としてはどう組み立てていくのかが、調べても見えてこない。

結局は、一般カテゴリのラグビーをどう整えていくのかの方向性が定まってなく、その結果がこの今の現状のように思えてくる。各地域にチームやリーグはあるのだから、それをうまくコントロールするだけでも少しは変わるように思えてならない。

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