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リーグワンの課題とこれから

ラグビー
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当初の骨子の特例期間は終わる

■2021 年シーズンにホームゲームを開催できるスタジアムを確保すること。
■ホームエリア内にある複数のスタジアムをホームスタジアムとすることを認める。

■リーグ目標である1 試合当たり15000 人の観客動員に鑑み、2023 年シーズンまでに15000人以上収容のスタジアムを確保出来るよう、日本ラグビー協会、リーグ運営法人、チーム3者で努力する。
■2021年、2022年シーズンにおいてホームエリア内での試合開催が困難である場合、国内の優先使用できるラグビー場など、別会場での開催を認める方向でリーグ運営法人と調整を行う。

■新リーグは、入会要件充足状況に基づき、新リーグ1部(10±2チーム)、2部(10±2チーム)、場合によっては3部の要件審査を行う。

新リーグに関する参入要件の骨子について

当初のリリースは、2021年秋に開始するとしていたものの2022年1月開幕に改められている。そのことからすると、当初の骨子が示している2021年は2022シーズン、2022年は2022-23シーズン(今シーズン)、2023年は2023-24シーズンとなるのであろう。

ホームスタジアムを確保しろと書いてある一方で、リーグ側のサイトで確認することができるのは、チームページにある「拠点とするスタジアム」のみである。このスタジアムは、特にホームタウンであることが限定されているものではない。

ところで、骨子の文面に目を向けてみると時限的な条項が2点ある。

1点目は、2023年までに15000人以上のスタジアムを確保すること。つまり来シーズンはその規模のスタジアムで開催することを求めているように見える。(もちろんDiv1だけである可能性はある)

2点目は、2021年、2022年(今シーズン)まではホームタウン以外のラグビー場での開催を認めるということ。

今シーズンの試合開催状況

これを踏まえて今シーズンの試合開催状況を見てみよう。(中止試合・入替戦を含む)太字がリーグHPに「拠点となるスタジアム」とされている場所。緑が秩父宮、青が花園、黄色はホームタウン外のスタジアム、オレンジは15000人以下の収容数をマークしている。

来シーズンのDiv1に目を向けると、15000人収容を満たしていないのは、S東京ベイと三重Hの2チーム。Div2、Div3にそんな基準を課したところで1万人を超えたことがないので現状は意味がないように思えるので当面の問題はこの2チームだけか。(もちろんJFLの新宿が国立で16000人超だったり、B3の東京Uが9295人、8120人の入場を記録した事例はあるので、リーグが課す意味がないとは言わない)新規参入チームの審査概要が、2月に発表されているがそれを見る限りではDiv3で求められる収容ラインは3000人。基準以下なのは、Balcom BMW Rugby Stadiumと、AGFフィールドぐらいだろう。

ホームタウン外のスタジアム開催のほうが問題であろう。Div1の相模原DBはリーグ戦で3試合秩父宮で開催しているし、Div2の浦安DR、日野RD、Div3のWG昭島は全試合がホームタウン外の開催だ。Div3の九州KVはリーグ戦の半分が(フレンドリーエリアではあるが)ホームタウン外の開催だ。新規参入基準からすると5割が求められているラインなので、問題となるのは浦安DR、日野RD、WG昭島の3チームか。

フェーズ1は試行期間

ホストエリアはチームの皆様が活動を広げていただくラグビーの商圏。大切に考えています。現時点では(エリアに)重なりがある。最初の3年間を色々な試行錯誤を進める期間(フェーズ1と定義)として定め、各チームの取り組みによって適切な見直しを考えさせていただいています。ホストスタジアムは各チームで定義を進めさせていただいている。準備期間の問題から、初年度に(ホストスタジアムを)十分に獲得できないことはある。こちらにつきましても、3年間でリーグもサポートさせていただきながら、獲得に動いていただく次第です

ジャパンラグビーリーグワン、発足。議論紛糾も「次の制度設計へレビューを」。【ラグビー旬な一問一答】

とのことなので、現行体制が見れるのは来シーズンまでか。批判も多いエリアの重なりなどは試行錯誤の結果として方向が決まるといったところだろう。となると、来シーズンが終わるころには新たな動きがまた出てくるのかもしれない。(といっても練習場もスクールも整備している方向のなかで移転するチームがあるか、といわれると??)

ユースチームの保有

U15/U12のチーム保有が求められる。遅くとも2024年4月に正式稼働とあるので、既存チームも同様と言えよう。

明確に基準が書いてあるので定かではないが、これはアカデミー開催やスクール事業で良いとするのかは謎なところ。チーム保有とスクールはちょっと性質が違うように思う。

チームを持つことを求めたいのか、アカデミーとして育成普及にかかわらせたいのか謎。現状の各チームを見てみると、ユースチームを作ろうとしているor持っているチームと、中学の部活やクラブに属している子を対象にしたアカデミーをしているチームで別れているように思う。

以下に調べてみた結果をまとめる。チーム名+ユース、アカデミーあたりで調べたもの。三重H、S愛知、WG昭島、中国RRは見つからなかった。SA広島は提携はしていそう。

U10U12U15URL
埼玉WKhttps://wildknights-jryouth.com/
S東京ベイhttps://www.kubota-spears.com/academy/
東京SGhttps://minato-rugbyschool.com/academy/
横浜Ehttps://www.canon-eagles.jp/academy/
BL東京https://www.bravelupus.com/academy/
神戸Shttps://www.kobesteelers.com/team/academy/
相模原DBhttps://dynaboars-rugby-academy.suku2.io/
静岡BRhttps://www.shizuoka-bluerevs.com/development/academy/
トヨタVhttps://www.city.toyota.aichi.jp/kurashi/shogaigakushu/sports/1046160.html
BR東京https://blackrams-tokyo.com/academy/index.html
GR東葛https://green.necrockets.net/academy/
花園Lhttps://liners-academy.com/
浦安DRhttps://urayasu-d-rocks.com/youth/academy/
三重H
S愛知
江東BShttps://blue-sharks.jp/news/2022/10/15621/
釜石SWhttps://kamaishi-seawaves.com/team/academy
SWジュニア | 日本製鉄釜石シーウェイブス
釜石シーウェイブスジュニア日本製鉄釜石シーウェイブスのジュニアチーム『釜石シーウェイブスジュニアラグビースク
日野RDhttps://hino-reddolphins.com/academy/
九州KVhttps://www.kyudenvoltex.com/news/538
RH大阪https://docomo-rugby.jp/kids/
WG昭島
中国RR
SA広島https://www.skyactivs.com/initiatives.html

フェーズ1フォーマットが評価しにくい

2シーズン目を迎える「NTT ジャパンラグビー リーグワン2022-23シーズン」。「ディビジョン1」は12チーム、「ディビジョン2」は6チーム、「ディビジョン3」は5チームで争われる。

新リーグのフォーマットは「高質で均等した試合の醸成」「ホスト&ビジター形式の実施」「一定期間固定されたわかりやすいフォーマット」を狙いとしている。

2022年から3シーズンは「フェーズ1」、2025年から4シーズンの「フェーズ2」、2029年シーズンから4シーズンを「フェーズ3」と位置づけており、段階的なフォーマットレビューを実施し、フェーズごとに競技性、事業性を強化していく予定だ。

2022年からの3シーズンの「フェーズ1」は、まず競技力を重視し、「フェーズ2」以降では社会性や事業性を強化して、ライセンス制度の導入も検討している。

JSPORTS リーグワンとは

来シーズンが3シーズン目。いろんな報道をみると25年からの4シーズンと書いてあるが、3シーズンでフェーズ1が終わるとすると、フェーズ2は、2024-25シーズンから、フェーズ3は2028-29シーズンからであるように思う。

フェーズ2やフェーズ3では社会性や事業性を踏まえてライセンス制度の導入が検討とされているものの、特段音沙汰はない。あったのは新規参入に対しての審査概要ぐらいである。

ここまでのフェーズ1の2シーズンを振り返ってみよう。

1シーズン目が始まる前にコカ・コーラが撤退を表明し、1シーズン目の途中には宗像Bの休部とNTT2チームの再編が行われた。1シーズン目はコロナ禍による影響が大きく、28試合が中止となっている。そして迎えた2シーズン目は、コロナ禍による中止というもの自体はなくなったものの、日野RDの不祥事に伴う自主辞退により、8試合が消滅した。

観客数というものに目を向けると、シーズン当初にリーグが掲げていた70万人は、3位決定戦と決勝を残した現時点では未達であるが、超えそうな状況である。

わかりやすいように一定期間固定されたフォーマットで、と言っていたものの結果的には2年連続でフォーマットは変わり、今シーズンも日野RDの辞退によって入替戦は2試合消滅してしまった。

誰が悪いというわけでもないが、結果として当初想定されていたフォーマットで開催しきったシーズンは存在せず、果たしてこのフェーズ1をどう評価するべきかは謎な点だ。入場者数で言えばもちろん増えてはいる。これがどう推移していくと読んでいるのかは見ものだと思う。それこそワールドカップイヤーだし、他国開催とはいえうまく盛り上げれば増えそうではある。

でもいろいろ毎年変わってしまっている。今年増えたのか、コロナが明けたから単に増えて見えるだけなのか何とも言えない。

不祥事問題

リーグ側はちゃんと報告してね、処分は勝手にしてねっていうスタンスのように思える。それこそ大麻で捕まるとかは別かもしれないが。(大麻でも出場停止ってトップリーグ時代も課されていたっけ??)

日野RDの件は、監督責任としてのけん責、S愛知の件はこれからだろうけど日野RDより重くなるわけがないから戒告か、あってもけん責。

個人的には、非を認めている何かしらがあるならクリーンであることを求めるリーグの姿勢としては、当該選手に暫定出場停止処分はしてもよいと思う。ただし、リーグ側はこういう部類の懲罰は、懲罰権を日本協会にゆだねているので何もできない。

一応、リーグ規定でも個人に対しても懲罰はできる(第6条(4))し、第11条の文面から暫定的な出場停止はできるように読めるので、ポーズをとるといった面でもしてもよいように思える。

現実的に、何かが発覚した時点で、実質的に企業チームであるので出場しなかったり、退社したりすることがほとんどではあるが、リーグとしてチームをコントロールしたいのかは示すべきだろう。いつもチームが自主的に活動を停止するという謎の結果になってしまっている。チーム全体が悪いわけでもないのに。

個人的にはその行為をした人物に対して、処分というポーズをとれるかは大事だと思う。結局、チーム内部である程度の制裁はあるだろうし、過度にリーグが干渉する必要はないが、リーグとして見ているよっていうポーズはとっていいと思う。

当該選手が退社したからOKというよりも、当該事実が真であったから処分が決まるまで出場しないぐらい何にもおかしくないように思うのだ。

チームがリーグに報告しない点からしても、リーグとチームがどれだけコミュニケーションがとれる関係なのかはちょっと謎。

リーグの発表が杜撰

フェアプレーチーム賞

試合後裁定CCWがすべて反映されないまま発表し、現時点においても訂正のリリースはない。

Div3の試合数が1チーム当たり15試合で計算されていることからも何もチェックしないままリリースしている可能性すらある。Div1、2は13前後が多いのに、Div3は9~11。どう考えてもおかしいと直感的にわかりそうなものだが。

累積警告、レッドカードのプレスリリースの条件が不明

リーグ側だとすべて出していると思っているんだろうけど。たまに出ない。イエロー2枚でレッドのときとか、累積3枚の時とか。

内部的には格下げ等で、何ら問題はないんだろうけど、はたから見ていると意味が分からない。

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