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クラブ財政のためにクラウドファンディングはありか

Bリーグ
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バンビシャス奈良のクラウドファンディング

現在、バンビシャス奈良は初のプレーオフ出場を視界に捉えながら戦っています。さらに、来場者数についても、各ホームゲーム会場でのクラブ史上最多動員を記録し、1試合平均約1,700名と例年を上回る数字を記録しています。
皆さまの熱い応援を力にチーム戦績は好調ながらも、バンビシャス奈良は現在、来シーズンのB2リーグ参戦に必要なライセンスを維持できない状況にあります。

バンビシャス奈良が来シーズンもB2クラブライセンスを維持するためには、今期収支の黒字化が必要となります。そのためにも、今期の売上目標を前期比の20%増加となる4億2,000万円としていました。現在、皆さまの応援とご支援のおかげで、例年に近い水準となる10%程度の増加で、3億8,000万円の売上を見込んでいますが、売上が4,000万円足らず、収支も4,000万円近くの赤字の見通しとなっており、このままではチーム戦績にかかわらず、バンビシャス奈良はB3降格となります。皆さまの熱い応援とご支援をいただき、チームも躍動するシーズンにこのような状況を招いてしまったこと、誠に申し訳ございません。

B2クラブライセンス維持に向けたクラブ施策(クラウドファンディング)

4000万円赤字見込みで、そのうちの500万円をクラウドファンディング、他をスポンサー獲得で賄う計画のようだ。

ただし、昨年度クラブ決算や新年の代表挨拶からすると5700万円の債務超過があり、これも解消しなければライセンスは維持できないが言及されていない。

結局のところ必要なのは1億円な気がするが、もしかしたら債務超過は増資ですでに解決している可能性はある。増資していなくて債務超過をするならば、今年は5700万円の黒字が必要。ただし今回のクラウドファンディングには債務超過解消への言及はない。

23年12月15日に代表取締役が記者会見を行っている。この時点で売上高見込みは3億7500万円+約6000万円の増資が必要としており、赤字見込みである現状は2か月半たった現在も変わっていない。ただし、増資に関する言及はされておらずこちらは解決した可能性はある。

最悪なパターンとしては、黒字になったけど債務超過だからライセンス不交付になるパターン。なくはないと思う。

ライセンス規定の損益見込み資本政策項目は満たしているのか?

ライセンス申請者は、今年度の損益見込、スポンサーリスト(広告料収入の相手先および金額を記載した一覧表)および申請期日以降に実行される(予定を含む)資本政策をライセンス事務局に提出し、当該事業年度末において、F.01利益基準、F.02純資産基準、F.03売上高基準に抵触しない見込みであることを示さなければならない。
提出された損益見込みおよび資本政策を勘案した結果、当該事業年度末において、F.01利益基準、F.02純資産基準(B2ライセンスにおいてもA基準として取り扱う)、F.03売上高基準を充足しない可能性が高いと判断される場合には、本基準は充足しないものとする

クラブライセンス交付規則

この提出書類は、2月1日から7日に提出するとされている。つまり3月4日時点で赤字見込みだとしているので、ちょっと怪しい。

過去にはユースチームまわりで停止条件付ライセンスが交付された事例があるので、6月末までの債務超過解消という停止条件付ライセンス交付もありえなくもないが。

クラウドファンディングという不確実なものが資本政策として順当なものと見なされればチャンスはあるか。

今回のライセンス判定は、債務超過基準がB2は適用しないようにも読めるし、適用するようにも読めるのが何とも言えない。

F.02には、「B2ライセンスについては、2022年度(2023年6月期)も本基準を適用しないものとする。」とある一方で、F.08には「F.02純資産基準(B2ライセンスにおいてもA基準として取り扱う)」とある。F.02純資産基準は、申請期日の属する事業年度の前年度末日現在、純資産の金額がマイナスなのがいけないので、そのまま読めば今回のライセンス判定はセーフ?

ただし、F.08により見込みを示せとなるので結局は必要?今年の6月末日までに債務超過解消の計画があればF.08は問題なさそう。

3年連続赤字もF.08に利益基準があるので同様。今提出しているのが赤字見込みなのでその時点でNGといわれても仕方ないような気もしてくる。もちろん書類提出の訂正はできるんだろうが、もうすぐ1回目の判定は出るんでしょうし。

1回目で不交付となったことはなかったはずだが、ちょっと動きが遅いようにも見えてしまう。

個人的には期日までにライセンス申請をしたうえで、遅くとも2月7日の書類の段階で黒字化のめどがついているのであれば継続審議や停止条件付ライセンス等の意味はあると思うが、そもそものスタートラインにすら立てていないように見え、2月27日にクラウドファンディングを始めるのはやはり遅い。

F.08の「

ライセンス交付の決定に先立つ損益見込み、申請期日以降に実行される(予定を含む)資本政策」の提出期限が2月7日で、①今年度の損益見込み②資本政策(実施予定がある場合)③今年度のスポンサーリストを提出する必要があるのは前々からわかっているはずなので、その時点で赤字見込みなのであれば本基準を充足しないとして問答無用でライセンス不交付という決定があっても致し方ないように感じる。

寄付には丁寧な説明が必要

クラウドファンディングに頼るという選択肢は、必ずしも否定されるものではない。

ただしクラウドファンディングを行うに当たっては明確で丁寧な説明が必要だろう。

バンビシャス奈良のケースではタイトルは「バンビシャス奈良 財務基準によるB3降格回避に向けて」であり、赤字だとライセンスを失い降格するという旨が説明される。

果たしてこれは説明なのだろうか?

寄付を募る一方で、一般大衆は株主というわけでもないのでクラブチームの財政事情というのは分からないのだ。決してあるとは思わないが、クラブ内部で無駄使いが多いから赤字なのかもしれない。

このクラウドファンディングでは、想定の売り上げに達しず赤字になるというだけで何が原因なのかが明記されていない以上、本当に寄付をするに値する企業なのかの判断ができない。

一般大衆に呼びかける以上、ある程度の説明は必要だろう。もちろんすべてを開示する道理もないし、そこまでしなくてもいいだろうが、ある程度の理由付けはあるべきだ。そしてその理由が納得感があり、応援したいと思うようなものであれば、クラブの未来は捨てたものではないと思う。

ただ、それができないなら株式会社である以上、応援するべきかは謎。クラファンは寄付型なので少し違うが、出資する(金を出す)なら株式をくれという話でもあるし、そもそも株主で何とかしなよ、という話でもある。

クラブファンじゃない人が何かを言っているといわれてしまうとそれまでなのだが、利益が継続して出ない会社はなくなるだけの話でしかない。

寄付で食い繋いでも数年後またなるのではないか。今回、寄付を募っているが、今後どういうプランがあるのかを明示しているわけではないのだ。「B.ONEに参入、希望を届ける」なんて言っているがそれはやりたいことであって、経営再建策ではない。株式会社なのに、夢物語を語っているだけなんだろうか?もう少し現実的な話をするべきだろう。株主ではないから寄付をしたところで、役員を変更することもできないですからね。今回はうまくいってもそのままなあなあに今の体制のまま同じことを繰り返すことは否定できない。

せめて、今後黒字になるビジョンとかがあればましだが今年しのいでどうするのだろうか。B.ONE参入して1年で終わりでいいのか?B3ライセンスであっても債務超過はライセンス不交付となるので、赤字体質を改善できなければ、待っているのはB3降格ですらなく地域リーグ降格だ。

一般に寄付を募るのであれば説明をもっとするべき

赤字になりそうだから、もっと来場して!とかもっとグッズを買って!!ぐらいの呼びかけであれば別に大して説明しなくてもいいだろう。しかし直接的な支援を呼び掛けているのだ。

そうであればもっと具体的に説明はするべきで、解決した暁には何かしらの責任も取るべきだろう。そういったビジョンも示さず、ただただ「赤字を解消したい」だけでクラウドファンディングをするのは少し不信感が募る。

Bリーグが始まって7年中6年の決算が赤字で、2019年度のみのたった1年が債務超過でなかった株式会社なのだ。赤字体質の会社でほぼ常に債務超過なのだ。たまたまリーグ移行の特例やコロナ特例があってライセンスが維持できただけに過ぎず、盲目的に応援しているクラブだからといって寄付をするのは少し危険だと個人的には考える。

それこそ本当に応援したいのならば市民団体作って買収とか。最低1億からだろうけど。資本金7000万円台で債務超過あることを踏まえれば2億円ぐらいあれば存続はできるだろう。

と、非現実的な話は置いておいて、bjリーグ時代から代表取締役社長は変わらずそのまま経営しているチームで、赤字体質が改善できていないので、個人的には応援するには要素が欠けすぎていると感じる。

経営陣が変わらなくて、施策を打っても効果が出ないなら何かが間違っていて、体制刷新をするのか身売りとかしかないんじゃないかなぁ、とも思わなくもない。もちろんゼロからチームを作ったわけではあるんだろうけど。

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