日本ークロアチア戦まで24時間を切ったわけだが、サッカーワールドカップにおいてのフォーマット変化を見てみよう。
次回大会から48チームに拡大するワールドカップ
既報の通り、次回大会から48チームに拡大するワールドカップ。48チームに拡大するということは、大会フォーマットが変わる。
The FIFA Council has unanimously decided in favour of expanding the FIFA World Cup™ to a 48-team competition as of the 2026 edition. World football’s supervisory and strategic body held its third meeting at the Home of FIFA in Zurich on 9 and 10 January, and decided on a new tournament format with the 48 national teams split into 16 groups of three. The top two teams from each group will then advance to a 32-team knockout stage.
Unanimous decision expands FIFA World Cup™ to 48 teams from 2026、スポニチアネックス、2017/1/11
3チームずつの16個のグループに分け、グループステージを行い32チームでノックアウトステージを行うとある。つまり、16個のグループステージで1位、2位がノックアウトステージへ進むこととなる。
つまりはグループステージで敗退するのは各グループ1チームだけだ。
各連盟の枠は、ヨーロッパ16枠、アジア8枠、アフリカ9枠、北中米6枠、南米6枠、オセアニア1枠で大陸間プレーオフから2枠となっている。大陸間プレーオフはヨーロッパ以外の連盟から出場する6チームによって争われるが、英語版やスペイン語版wikipediaを見る限り北中米が開催国枠で2枠プレーオフに進出する模様。
最新のランキング(ワールドカップ前)で仮定をしてみよう。
| 連盟 | チーム数 | ランキング上位 | PO |
| ヨーロッパ | 16+0 | ベルギー、フランス、イングランド、イタリア スペイン、オランダ、ポルトガル、デンマーク ドイツ、クロアチア、スイス、ウェールズ セルビア、スウェーデン、ポーランド、ウクライナ | – |
| アジア | 8+1 | イラン、日本、韓国、オーストラリア カタール、サウジアラビア、イラク、UAE | オマーン(75) |
| 北中米 | 6+2 | メキシコ、アメリカ、コスタリカ、カナダ、パナマ ジャマイカ | エルサルバドル(74) ホンジュラス(80) |
| 南米 | 6+1 | ブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、コロンビア、ペルー チリ | エクアドル(44) |
| アフリカ | 9+1 | セネガル、モロッコ、チュニジア、ナイジェリア、アルジェリア エジプト、カメルーン、マリ、コートジボワール | ブルキナファソ(54) |
| オセアニア | 1+1 | ニュージーランド | ソロモン諸島(136) |
と書き出すとこんな感じ。POはランキング上位のエクアドルとブルキナファソが勝ち上がるとしてポッド分けをしてみよう。
| ポッド1 | ポッド2 | ポッド3 |
| ※メキシコ | スイス | ナイジェリア |
| ※アメリカ | コロンビア | アルジェリア |
| ※カナダ | セネガル | オーストラリア |
| ブラジル | ウェールズ | エジプト |
| ベルギー | イラン | カメルーン |
| アルゼンチン | セルビア | マリ |
| フランス | モロッコ | コートジボワール |
| イングランド | ペルー | カタール |
| イタリア | 日本 | サウジアラビア |
| スペイン | スウェーデン | パナマ |
| オランダ | ポーランド | ジャマイカ |
| ポルトガル | ウクライナ | イラク |
| デンマーク | 韓国 | UAE |
| ドイツ | チリ | ニュージーランド |
| クロアチア | チュニジア | PO1(エクアドル) |
| ウルグアイ | コスタリカ | PO2(ブルキナファソ) |
と、各グループで3チームなのでこうなってしまう。今大会のポッド分けで行くと、開催国を除いてポット1が1位~8位、ポット2が9位~16位、ポット3が20位~35位となっていたが、仮想上で行けば当然ではあるが、今回までのポット2の国はポット1となる。
上記の例では、ポット1が1位~14位、ポット2が15位~31位となっている。もちろんまだ3年以上先の話であるし仮想でしかないが。(そもそもW杯という係数が高い大会で、ドイツ、スペインに勝っているので日本はそれなりに順位が上がるはずではあるが)
今まで通りに大陸間で同組にならないルールがあれば、1つのポットがヨーロッパという可能性はありうるけどどうなんでしょう。ランキング上位32チームのうちのヨーロッパとそれ以外的な。32位より下のヨーロッパのチームがいたらどうなんだ問題はあるけど。
2/3が進出するグループステージ
3チームのうち2チームが進出する。今大会の結果を見ると、何が起こるかなんてわからないのは言うまでもない。
しかし、今大会から比較すると、一番下となるポット3のチームからいかに点を取るかという争いになるように思う。グループステージは各チーム2試合しかないし、そもそも3チームしかないのだから今回回までのように最後の試合は同時なんてこともない。
というかそもそも抜け番があるフォーマットなので、いろんなことが起こりえて競技以外に面で面白いかもしれない。ポット3相手に控え選手を出して勝てるチームが有利なんだろう。
自力で2位を決めるなら勝ち点4以上が必要。とはいえ勝ち点3が基本的なラインで、理論上は勝ち点1までは進出可能。勝ち点1でノックアウトステージに進む意味とは。
今大会でポット1から消えたのは、カタール、ベルギー
ポット2から消えたのは、メキシコ、デンマーク、ドイツ、ウルグアイ、クロアチア
ポット3から進出は、セネガル、日本、モロッコ、ポーランド、韓国
ポット4から進出は、オーストラリア
何が起こるのかなんて誰にも分らないといえよう。グループステージが3試合から2試合に減るわけで、今まで以上に波乱が起きる可能性はあるだろう。1勝してしまえば、全チームが勝ち点3で並ばない限り敗退はしないのだから。
そもそも現状の日本のランキングは現状24位である。勝ち上がったところでベスト32なのだから、突破して当然という風潮になっていくのだろう。
「ベスト8」にはノックアウトステージで2回勝つ必要がある
ベスト32からノックアウトステージが始まることになる。当たり前ではあるが、2回勝つ必要があるのだ。
この段階で、グループステージの1位と2位で戦うであろうから、ランキング1桁チームとここで当たる可能性は否定できない。そして、その戦いで勝つことができれば、今大会でグループステージを突破したときと同じベスト16となる。
そのうえで、もう1度勝利を収めることができればベスト8だ。負けてはいけない戦いを2つ勝たなければいけない。
試合数としては同じだ。しかし必ず勝たなければいけない試合が自ずと決まってしまうフォーマットへと変わってしまうのだ。
結局いい成績を収めるためには勝たなければいけないのには変わりないとはいえるが、格上チームと引き分けでもよいグループステージで当たるのと、勝たなければいけないノックアウトステージで当たるのはわけが違うように思う。
グループステージで、イングランドと同じ組だったのに、ノックアウトステージで、イングランド、フランスと立て続けに当たるなんてこともあり得るかもしれない。そう考えるとベスト16,ベスト8の難易度はまた変わってくるといえよう。
ただ勝つことを応援するのみ
結局は、勝てばいいのだ。そう、勝ち上がるということはそういうことだ。
協会や監督であれば、考え方は様々であろうがファンは、あまり考えずにただただ応援する。そのぐらいが一番シンプルで楽しめるのかもしれない。


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