ファイティングの事例
まぁ小競り合いはいろいろあるのだが、「交代要員やファウルアウトしたプレイヤー」がチームベンチエリアを離れてコートに入るときが違反なので、事象を見つけるのは案外難しい。
記録の上では「ディスクォリファイングファウル」に過ぎないので、懲罰発表では「ディスクォリファイングファウル」として出てくるので、事後的に(オンデマンド再生ができなくなると)もう確認できない。
Bリーグ 2016-17 第6節 千葉JーA東京
Bリーグ初年度にファイティングの事例があった。ただし、2016年であって、現行ルールではないことに注意されたい。
この時は、プレイヤーが各チーム1人ディスクォリファイングファウルが宣せられ、ファイティング規定により、千葉の4選手、A東京の5選手にファイティング規定によるディスクォリファイングファウルが宣せられると同時に、両チームの交代要員がファイティングにより失格・退場となっているため、ヘッドコーチにベンチテクニカルファウルが宣せられた。
この時は、改正前であったので、ファイティング規定によるディスクォリファイングファウルに対してもフリースロー2個と明記されている(2015~競技規則 p.216, 34(2))が、なぜかすべて相殺されフリースローは与えられなかったし、懲罰内容の公表やJBAのリリースにおいても、ファイティング規定の適用漏れにのみ言及され、FTの数に言及はされなかった。
FIBA World Cup Asia Qualification フィリピンーオーストラリア
動画はyoutubeあたりで「philippines australia」で検索したら乱闘シーンは出てくる。
この試合では、オーストラリアの選手4人とフィリピンの選手9人が失格・退場となっている。
バスケットボールは、規定上プレイヤーが2人まで続けられるため、フィリピンは3人となったものの試合は続行し、2人がファウルアウトすることにより試合は途中終了した。
play by playを見る限りは、オーストラリアがFT2本を投じているが、どう判断されたかはよくわからない。
2018年7月なので改正後。フィリピン側の失格・退場人数が多いので自然ではあるようには思う。誰が積極的に関与したのかよくわからない。(とはいえ、出場停止処分の日数からして本当はもっとFTあってよい気はする。)
B3リーグ 2022-23 岡山―鹿児島
これきっかけでまとめ始めただけではある。
事象としては小競り合いが発生(ダブルテクニカルファウル)した際に、交代要員がチームベンチエリアを離れたため、ファイティングの規定により、ディスクォリファイングファウルが宣せられた。
積極的に関与したわけでもない(途中で戻っている)ため、ヘッドコーチににテクニカルファウル(ベンチ扱い)が記録され、FT2本とポゼッション(スローインラインからのスローイン)で再開された。
B3TVで確認する限り、場内アナウンスは、テクニカルファウルの罰則相殺と、チームベンチエリアを離れた人に対する退場が言及はされている。ファイティングのファウルで2本のフリースローと鹿児島のボール(ポゼッション)と説明される。
厳密に言えば、ファイティングはファウルではないのでちょっと違うがおおむね正しいとしていいだろう。記録上は、ヘッドコーチに対して「B2」が記録されており、ファイティングにより失格・退場となったのは交代要員であるので、ベンチテクニカルファウルの累積にカウントされるテクニカルファウルである。

なお、play by playでは以前からこういった場合のファウルはすべて累積してチームファウルの数に数えられてしまうものの、第41条のチームファウルの罰則が適用されるのは「プレイヤーのファウル」に過ぎないので、今回の「テクニカルベンチファウル」「ディスクォリファイングファウル」に関してはチームファウルとして数えない。(#4 パーマー、#35 ディオップ マム シェッハのテクニカルファウルはプレイヤーのファウルなので数えられる)

ただし、このすべてをカウントすると6個目のファウル(ファイティング規定適用後の次のファウル)が、チームファウルの累積でフリースローがなぜか与えられている。ベンチテクニカルファウル、ディスクォリファイングファウルは規定上数えないので、4つ目のファウルのはずなのに。謎である。(誰か教えて)

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