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SVリーグにむけて、今シーズンの使用アリーナをみる

SVリーグ
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今シーズンのVリーグ日程が発表された

7/19に男子V2・V3の日程が発表され、全日程が出そろった。調整中の試合もあるとはいえ、基本的にこの日程で行われる。

来シーズンからは、S.V./V.リーグと生まれ変わり、本質的にライセンスが大きく変わるタイミングではないとはいえ、生き残りをかけた戦いはすでに始まっているとも言ってもいいだろう。

そこで、箱もので一番ハードルが高いアリーナについて、今シーズンの利用予定の状況を見て、ライセンス周りを確認してよう。

ライセンス基準のおさらい

特に注目するべき点を以下に示す。

観客席基準について

観客席基準は、あくまで「座席数」の話をしていることに留意するべきである。

似たような言葉に、「収容人数」というものもあるが、これはその施設が収容できる最大数を示しているのであって、観客席基準となる座席数を示していない場合がある。(アリーナ部分は当然競技を行うために座席を置くことはないので、その分減ると考えるとわかりやすい)

一通りは、調べたものの問い合わせをしているわけではないので、正確性に欠ける場合があるのはご了承いただきたい。

この記事では原則として「座席数」「観客席」として掲げられているものを使用している。ただし、そのようさ記載がない施設においては「収容人数」を使用している。

また、「座席数」「観客席」として、仮設席は認められているが、これは施設所有の設備ではないため、原則として席数に含まれていない。つまり、実際にライセンス申請をする座席数は、この記事で示している数値より上に基本的にはなると考えてよいだろう。

基準は以下の通り

750人以上(新Vリーグ 24-25~29-30/現S3ライセンス)
1500人以上(現S2ライセンス)
2000人以上(新Vリーグ 30-31~)
3000人以上(SVリーグ 24-25~29-30/現S1ライセンス)
5000人以上(SVリーグ 30-31~)

ラウンジ・スイート

S.V.リーグのみがかかわる。新Bリーグ(Bリーグプレミア)とは異なり、スイートは努力義務である。

ただし、27-28シーズンから、ラウンジが義務付け、30-31シーズンからはVIP動線の設置が義務付けられる。設備的な変更として求められるのはここが大きいか。

といってもいずれはスイートさえも求められる時がもしかしたら来る可能性はある。

ラウンジがある施設がどこまでか正確ではないが、今シーズン使用アリーナで確実に満たしているのは「有明コロシアム」「SAGAアリーナ」の2つか。とどろきアリーナにBリーグ川崎が仮設でVIP席を設けているが、これは仮設。

公共施設で、新B1を目指しているチームが使用を明確にしている場所が近くにあると便乗しやすいか。(例えば愛知県体育館は、新B1を目指す名古屋Dが使用予定でそのことを踏まえるとSV基準はクリアできているアリーナ)

ディビジョン別動向

昨シーズンから変わらず、男子V1を除いて中立地開催が多く残る。女子V1よりも女子V2のほうがホーム開催が明らかに多い点は気になるところか。各チーム8割開催がSVでは来シーズンから求められるわけで、女子SVは本当に耐えうるのか気になるところではある。

今シーズンのディビジョン別・チームごとのアリーナを見ていく。

V1 男子

昨シーズンに引き続き100%H&Aで行われる唯一のリーグ。興行等を意識してやっていくことを踏まえると、一番問題なく移行しやすいのはここだろう。

オレンジがホームタウン、水色がサブホームタウン。緑はSV基準達成の収容数。赤は2000人以下。2000人としたのは、仮設席数が不明で単純な常設座席数で見るのがすべてではないため。

VC長野は「長野県南箕輪村  / 長野県高森町  / 長野県松本市」登録であるが、松本市開催の2試合のみ。東京GBは「東京都墨田区  / 東京都渋谷区」であるが、都内であるもののホームタウンではない。

今までは、都道府県または市町村を決め、ホームタウンにおけるホームゲームを1シーズンあたり1回以上するのがルール。(東京GBがなぜ認められているのかは謎。昨シーズンは渋谷区、墨田区ともに試合はあった。)

現状18試合なので8割とすると15試合。パナソニック、WD名古屋は問題ないといってもよさそう。ヴォレアスは収容的にどうか不明。

他はどこに本拠を構えたいのかは謎。来年のSVでは8割開催が求められるのでトップカテゴリが前年で(ライセンス基準出る前に確保しているだろうから仕方ないけど)この調子なのはちょっと不安要素ではあるように感じる。

V1 女子

そもそもホーム開催率が5割台なのは、移行の前年としてどうなのかは気になるところ。興行の経験値的な意味でも、アリーナ確保でも不安要素は残りそう。

2回戦総当たりなので完全H&Aになりえないフォーマットなので仕方ないが。土日に試合をやって連戦を避けると同じアリーナに4チームいた方が組みやすいのは確か。

今シーズンのホーム試合数は6試合。SVになれば22試合以上を見込んでいるのでホームの試合数は4倍以上になる。この変化量は大きいといっていいだろう。

今まで2週ないし3週まで確保すればよかったものを、8週間分確保しなければならない。これはなかなか難しい点であるように思う。

ホームタウン開催がないのは、プレステージ、PFU。プレステージは一応サブホームタウン開催はある。

V2 男子

ホームは8~10試合開催。新Vリーグは、週末を基本とした2試合同一カードの対戦を謳っており、完全H&Aではないので、新SVを狙っていないのであれば案外問題なさそう。

ただし、新Vリーグにおいてもホームアリーナにおいて6割の開催を求めている点には留意する必要がありそう。構想上は20試合以上としている半分だとしても10試合。6割なので6試合はホームアリーナでの開催が求められる。

アイシン、大分三好、北海道YSは6試合開催アリーナがあるが、他チームはどういう方向を目指すのか。

クボタはアリーナだけ見ればSVはあり。きんでんも和歌山移転を視野に入れれば最終ラインもクリアできそう。

V2 女子

ホーム開催は6~8試合。赤色が多くなってくるが3000人ラインを引いているだけなので、新SVは厳しくても新Vなら大丈夫か。

大野石油の猫田記念体育館は、個人的に実際どれぐらい入れれるのかが謎。S1ライセンスを持っている点を踏まえると、3000人入ることになるわけではあるがそれがこの体育館なのか別なのかは不明。(まぁ市内に体育館はあるだろうし……)

GSS東京と熊本以外はS1ライセンスを持っていることから、SVリーグに手を上げるチームはあるんだろうが、6~7週増える分アリーナを確保できるんだろうか。

V3 男子

ホーム開催は2~6試合。

トヨタモビリティ東京は2試合のホーム開催で、ホームタウン開催はなし。

アリーナだけ見ればBリーグと被ってはいるが、奈良は基準を満たせそうなのでチャンスはあるか。あとは近畿も。

とはいえほとんどのチームがS2ライセンスで、トヨタモビリティ、福岡、鹿児島がS3ライセンスであり、まずは新Vリーグになるのだろう。

V3 女子

V3が今シーズンからできた女子。最初で最後のリーグ。

ライセンスも全チームS3ライセンスで、どう伸ばしていくかがすべてだろう。案外大きめのアリーナもあるので、規模拡大さえできればSVはありそうに思える。

Bリーグで新規チームほど昇格していったように、新しいチームのほうが勢いを持ちやすい(実業団でないのも作用するのかもしれない)と個人的には感じており、うまく転がりさえすれば化けるチャンスは大いにあるチームたちだろう。

ホームアリーナ確保はできるのか

Vリーグは変革のタイミングだが他リーグも変わろうとしている。

Bリーグは2026年に変化を遂げるし、ハンドボールリーグもほぼ変わらないが2024年に新リーグが始まる。

公営施設であれば小中高の様々な大会で利用されたり、市民利用されたりと様々使われている。プロスポーツのためのものではないし、あくまで市民サービスのための施設である点には留意するべきだろう。だからこそ、行政との協力を求めるわけではあるが、いわゆる「市民体育館」でトップカテゴリの興行をするのは少し違和感を感じてならない。週末の利用しやすいタイミングで何週間も先に抑えられてしまうのは、市民体育館としての意義が薄れてしまうのだ。

といっても、スポーツリーグ側も生き残りは熾烈であるし、どのチームもが潤沢にお金があるわけではないだろう。といってもリーグ側は変革に舵を切ったわけで、どのようにホームアリーナを確保していくかは興味深いところだろう。

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