愛知14区

今回から変わる、いびつな選挙区。

豊川市と豊田市稲武町が同じ選挙区という謎である。
その他の区域とすれば、蒲郡、新城、額田郡、北設楽郡である。

もちろん、稲武がもともと北設楽郡だったのが要因なのだが、
今回からは、幸田町が新たに加えられた。

さて愛知県には、尾張と三河で地域分けがされていて、愛知14区は
三河の中でも東三河区域の北部側の選挙区である。
今回の額田郡（幸田町）の移動で、正真正銘の西三河区域が参入することとなってしまった。
人口だけでなんとなくその場しのぎでやっているから仕方ないのだが、本当にこの選挙区割りしかできないのだろうか。
そもそも、豊田市の稲武町だけ選挙区が違う事象は是正できないのかというところに疑問を感じるわけである。

愛知14区は、北設楽郡を抱えており、面積としては広いが人口としては少ない。
愛知県の選挙区の中でも最も人口が少ないことから、幸田が移動することとなった。
また、幸田はベッドタウンであるから、人口増加もしているため、僻地の人口減少と相殺する意味もあるのだろう。

東三河のもう一つの選挙区、愛知15区（豊橋・田原）は、353,828人の登録者がいる。
旧愛知14区の266,880人に幸田の31,914人を加えてなんとなかしてみたのが今回の改正である。

が、個人的に思うに、愛知14区の山間部地域は、愛知15区側に吸収する可能性のほうが現実的なような気もするのである。
豊川と蒲郡を抜けば、43万人台で、選挙区としては不可能ではない。

ここで都市圏でみてみると、

恐ろしい豊橋パワー。ただ選挙区的には45万人以下にはしたいのである。（東京13区が474,326人だが）

ここでこうしてみる。

意外といける気がする。あれ。
西尾的にどうなのか、はあるが。
現行の愛知14区の30万人以下よりも幾分かましである。

こう考えていくと、今回人口増加とかは考慮していないにしても、
意外と市の分割をしなくてもいけるのではないか、と思う次第。