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換地処分を受けて生まれる字、消える字 

雑談

土地区画整理事業は日本各地で行われているが、それに伴って行われるのが換地処分の公告である。この公告がなされた翌日に、地番が変わることとなる。この時に生まれる小字もあれば消える小字もある。

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換地処分公告

土地区画整理事業の地区内の工事が完了したら行われる。権利者のところへ通知が届き、施行者が知事へ届け出、公告される。そして、その翌日に地番が変わることとなる。

地番が変わるとともに町名の変更が行われることもある。もちろんこの後に登記が順次になおされ、合筆するのはその後であるので、完璧に終わるというのはもっと後なのだが。

とはいえ地番・町名が変わるということは大字、小字が消え、そして生まれることとなる。

豊田市の豊田四郷駅周辺土地区画整理事業を例にする。

本年7月15日に換地処分公告を行った。

配置図と今までの字境界を重ねると以下のようになる。

四郷駅周辺地区 配置図 とよたiマップより作成

とよたiマップは一応正確性は謳っていないが、ほぼこのような形である。黄色部分は変更されていない場所で、白色部分が今回の整理事業の対象となる。強引に重ねているので若干のブレはあるのはご了承いただきたい。

この整理事業の換地広告によって2つの字が生まれた。森前南六反田南だ。

与茂田は、対象エリアの番地が振り直され500番地から順に振られている。(といっても区画整理事業外の地番は分筆しまくっているせいでそもそもカオスだけどエリア外なのでそのまま。)

森前南は、森前の大部分と六反田、与茂田、上原町一丁田、井上町14丁目のそれぞれ一部から作られた。

六反田南は、六反田の大部分と森前の一部から作られた。

と、一応森前と六反田は残っているから、何らおかしくないようにも見える。とはいえ、森前と六反田の残された北側部分は枝下用水の領域だし、西側に残ってい部分は愛知環状鉄道の鉄道用地だ。そう、部分的に土地区画整理事業をするのは常ではあるのだが、字としては飛び地が生まれているのだ。

元をたどればすべては四郷だけどなんかしっくりこない

もちろん土地区画整理事業をやる合理性は理解できるし、整理したのに地番がそのままなのはややこしいだけなので、変えるべきではあろう。

今回四郷町に組み込まれた、上原町も井上町も元をたどれば四郷の範囲ではある(といっても市制の前だろうけど)から、おかしくもないだろう。そもそも井上町13丁目、14丁目あたりはほとんどがいまだに田畑なので、当初の予定とは違うんだろうけど。

今回の土地区画整理事業では、六反田と森前が基本的なエリアであった。そのエリアすべてではないから、六反田と森前をそのままで番地だけ振るのもややこしいとはいえよう。地番を1回使ってしまうと再利用はできないので、そのまま使うとなればやたらと大きな数字にならざるを得なくなり、不便であるのも確かだ。

その点を踏まえると、南であるのは事実であるし、それを付加して振り直すというのは一定の合理性があるようにも感じる。ただ飛び地が気に入らない。

とはいえ、従前の名前は残っているわけでまだこれはいい方ではあるんだろうけど。

がつく地名からも分かる通り、つい最近(10年前ぐらい)まではがっつり水田だったわけで、マンションが建ったり、住宅地と化したけど文句を言う人たちは出てくるんですかね?

部分的には3m未満の浸水想定区域だったり、液状化は低いとなっているエリアではあるけど。どっちかといえば氾濫平野なんだろうし、あんまり住みたくはないようなきがするけど、駅周辺を開発する方針ですしね。こういったことはまぁ続いていくんでしょうけど。

雑談
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